HOME→レース回顧アーカイブ

本社の見解・レース結果・レース回顧

 
 





2012年4月29日(日)3京4 京都11R
第145回天皇賞(GI)
4歳以上 芝3200m 定量
【皇位簒奪・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
79 1 1 ビートブラック 牡5 58 石橋 脩 先行 大敗後も
85 8 16 トーセンジョーダン 牡6 58 岩田康誠 自在 春秋制覇
83 6 11 ウインバリアシオン 牡4 58 武  豊 追込 天敵打破
79 3 5 ジャガーメイル 牡8 58 四位洋文 追込 1昨年覇者
× 80 4 8 ギュスターヴクライ 牡4 58 蛯名正義 差し 素質開花
78 4 7 ユニバーサルバンク 牡4 58 田辺裕信 差し 京芝2301
80 3 6 ゴールデンハインド 牡6 58 荻野琢真 先行 侮れない
75 1 2 トウカイトリック 牡10 58 幸 英明 追込 話題作り
79 2 3 ナムラクレセント 牡7 58 和田竜二 先行 複穴候補
77 8 17 トウカイパラダイス 牡5 58 柴山雄一 差し 上がり馬も
79 7 15 ヒルノダムール 牡5 58 藤田伸二 差し 前走不利
85 8 18 オルフェーヴル 牡4 58 池添謙一 捲り 己との闘い
79 7 13 フェイトフルウォー 牡4 58 柴田善臣 差し 大穴なら
78 5 9 コスモロビン 牡4 58 柴田大知 追込 伏兵の域
79 7 14 ローズキングダム 牡5 58 後藤浩輝 差し 力量互角
81 5 10 ケイアイドウソジン 牡6 58 川田将雅 先行 一発目論
75 2 4 モンテクリスエス 牡7 58 松岡正海 追込 まず無理
79 6 12 クレスコグランド 牡4 58 浜中 俊 追込 適性十分

オルフェーヴルがまともに走れば敵う馬はいないがその剣呑な気性は何時また頭をもたげるか分からない。今回池添に圧し掛かるプレッシャーは半端ではなく大外枠も有利とはいえない。○まで。天敵打破狙うは平成の盾男武鞍上ウインバリアシオン、或いは春秋連覇狙う同厩の先達トーセンジョーダン。ともに今回GI仕様の超抜仕上げだがより前に行ける強みトーセンジョーダン◎。有馬の0.3差は展開利と目下のデキから逆転十分。イングランディーレ級の爆穴と狙えばケイアイドウソジン&ゴールデンハインド。次点12,15,3。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
1
16
11
5
8
…ビートブラック
◎トーセンジョーダン
▲ウインバリアシオン
…ジャガーメイル
×ギュスターヴクライ
石橋 脩
岩田康誠
武  豊
四位洋文
蛯名正義
14人気
3人気
2人気
9人気
4人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
1
1-16
1-16
1-11-16
1-16-11
15,960円
61,570円
208,630円
97,140円
1,452,520円

レース回顧
イングランディーレ級の爆穴はケイアイドウソジンでもゴールデンハインドでもなくビートブラックだった。近況成績から軽視してしまったが最内枠と高速馬場利しての積極策が見事奏功。2着以下に4馬身のブッ千切り、勝ち時計1.13.8は歴代2位。全くケチのつけようがない圧勝劇だ。知将中村師の作戦勝ちといえるがそれに応えた石橋脩の強引なまでの強気な騎乗が印象的だった。トーセンジョーダン岩田、ウインバリアシオン武は相手を間違え2.3着。有力馬が後方で牽制し合い、人気薄先行馬がまんまと逃げ切る図は長距離戦で最も頻出する荒れパターンだ。さて「角を矯めて牛を殺す」を地で行ってしまったオルフェーブル陣営。メンコをつけられすっかり大人しくなったオルフェーブルはまさに牙を抜かれた虎の如し。折り合いはついても肝心の闘争心が失われては元も子もない。あの荒々しい走りや、騎手を振り落とすぐらいの気性の激しさがオルフェーヴルの個性。今後はその個性を活かしきることのできる騎手を探すことが先決だろう。






 

Top