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2011年12月25日(日)5中8 中山10R
第56回有馬記念(GI)
3歳以上 芝2500m 定量
【三冠馬VS女傑・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
84 6 9 オルフェーヴル 牡3 55 池添謙一 差し 成長顕著
80 4 5 エイシンフラッシュ 牡4 57 ルメール 差し 力量互角
81 5 7 トゥザグローリー 牡4 57 福永祐一 差し 昨年3着
× 81 8 14 ルーラーシップ 牡4 57 メンディザバル 追込 隔走馬だ
82 6 10 トーセンジョーダン 牡5 57 ウィリアムズ 先行 一角崩し
80 3 3 ヒルノダムール 牡4 57 藤田伸二 差し 久々割引
83 1 1 ブエナビスタ 牝5 55 岩田康誠 差し 有終の美
83 2 2 ヴィクトワールピサ 牡4 57 デムーロ 先行 中山4000
80 8 13 レッドデイヴィス セ3 55 武  豊 差し 規格外か
83 7 12 アーネストリー 牡6 57 佐藤哲三 先行 春の王者
75 7 11 ジャガーメイル 牡7 57 四位洋文 追込 掲示板迄
80 5 8 ローズキングダム 牡4 57 後藤浩輝 差し 鞍上好相
70 4 6 キングトップガン 牡8 57 柴田善臣 差し 通用疑問
3 4 ペルーサ 牡4 57 安藤勝己 差し 左前挫跖

悲願のJC制覇果たしたブエナビスタ最後の忘れ物は2年連続2着の有馬のみ。ラストランのここで有終の美を飾るか。次元の違う末脚で三冠達成オルフェーヴル。夏越しての大幅馬体増が示すように今がまさに充実期。JC5着ウインバリアシオンを物差しにすれば一線級古馬相手のここも好戦確実。2強の弱点は中山未勝利。その瑕瑾を突けば右回り9142・宝塚レコード圧勝アーネストリー、昨年覇者・中山4戦4勝ヴィクトワールピサ、同3001・天皇賞馬トーセンジョーダン。穴は鉄砲2000・隔走馬ルーラーシップ。次点7,3,13。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
9
5
7
14
10
◎オルフェーヴル
…エイシンフラッシュ
…トゥザグローリー
×ルーラーシップ
△トーセンジョーダン
池添謙一
ルメール
福永祐一
メンディザバル
ウィリアムズ
1人気
7人気
9人気
11人気
3人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
9
5-9
9-5
5-7-9
9-5-7
220円
3,170円
3,650円
24,290円
78,260円

レース回顧
超スローだった昨年の有馬より3.4秒遅く、同日1000万グッドラックHより2.7秒遅い2.36.0の勝ち時計。もちろん佐藤哲、デムーロ、ウィリアムズの騎乗に文句をいえる筋合いではない。グラスワンダー、オグリキャップ等同様のケースは幾度か目にしてきた。だがそれでも千二通過1.18.0はあまりに遅すぎる。しかし出遅れた◎オルフェーヴルには却ってそれが幸いしたか。否、今のこの馬にとってはペース云々は極瑣末なこと。たとえ如何なるペースであろうと難なく勝っていただろう。それほどまでの圧倒的な強さを証明。まさに「オルフェーヴル時代到来」を告げた。池江師悲願の凱旋門賞制覇は夢ではない。問題は今後凱旋門賞をピークに持って行くための仕上げとレースの使い方。国内最強は確かだが春の国内戦で目イチの仕上げはなく他馬の付け入る隙は十分だろう。閑話休題。スローの上がり勝負に強いエイシンフラッシュがダービー馬の意地を見せ2着。3着に昨年に続きトゥザグローリー。この2頭は明らかにスローが幸いした。そしてここが引退レースのブエナビスタ。まさに燃え尽きたかの走りで着外敗退。ヴィクトワールピサも同様。これまで本当によく頑張った。この2頭には素直に「数々の思い出をありがとう」といいたい。




 







 

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