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本社の見解・レース結果・レース回顧

 
 





2011年10月10日(祝)4東3 東京11R
第24回マイルCS南部杯(GI)
3歳以上 ダ1600m 定量
【復興祈念・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
86 6 11 トランセンド 牡5 57 藤田伸二 逃げ 格最右翼
86 4 6 ダノンカモン 牡5 57 福永祐一 先行 昇竜勢い
× 80 5 8 シルクフォーチュン 牡5 57 藤岡康太 追込 切れ随一
85 4 7 エスポワールシチー 牡6 57 松岡正海 先行 徐々復調
73 7 12 ダイショウジェット 牡8 57 柴山雄一 差し 掲示板迄
82 3 5 ランフォルセ 牡5 57 横山典弘 自在 捲り炸裂
75 1 1 バーディバーディ 牡4 57 ピンナ 差し 見限早計
65 8 14 クリールパッション 牡6 57 津村明秀 差し 入着一杯
75 3 4 ブラボーデイジー 牝6 55 北村友一 先行 連闘警戒
75 5 9 オーロマイスター 牡6 57 吉田 豊 差し 昨年覇者
80 8 15 ボレアス 牡3 55 武  豊 差し 伸び盛り
65 6 10 ゴールドマイン セ7 57 斉藤雄一 差し 苦戦覚悟
65 2 2 イーグルビスティー 牡7 57 赤岡修次 差し 通用疑問
65 2 3 ワキノカイザー 牡11 57 倉兼育康 差し 11歳の秋
65 7 13 ロックハンドスター 牡4 57 菅原俊吏 差し 競走中止

トランセンドの能力最上位は衆目の一致する処。当然一目置かざるを得ないが、然し先週のスプリンターズS。その実績は雲の上の存在のロケットマンが4着に沈んだように必ずしも強い馬が勝つとは限らぬのが競馬。No.2エスポワールシチーも絶頂期にない今、勢いある上がり馬台頭のシーン十分。格は下でも順調さで上回るダノンカモン、ボレアス、ランフォルセ。特にここに来ての充実ぶり目覚しいダノンカモン◎。堅実な先行力を武器に東京ダ2111。唯一着外が今春フェブラリーSトランセンドの0.4秒差4着だが当時より格段に力を付けている。勢いと上昇度で難敵打破。次点1,4,9。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
11
6
8
7
12
○トランセンド
◎ダノンカモン
×シルクフォーチュン
▲エスポワールシチー
…ダイショウジェット
藤田伸二
福永祐一
藤岡康太
松岡正海
柴山雄一
1人気
3人気
7人気
2人気
9人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
11
6-11
11-6
6-8-11
11-6-8
160円
600円
800円
3,610円
8,790円

レース回顧
「いやあ、驚きました。長年競馬を見てきましたがこんなレースは初めて。例え4コーナーで馬券を売ってくれたとしても私にはトランセンドは買えないですね。本当に凄いものを見せてもらいました。」とはレース後の興奮醒めやらぬ某専門紙TM。確かに4角どころか直線半ばで馬券を売ってくれたとしてもトランセンドを買う人は少ないだろう。それほどまでにトランセンドの手応えは悪かった。戦前、番手の競馬も示唆していたトランセンド陣営、ハナを譲ったことに驚きはなかったがとにかくズブい。その反応の悪さを「休み明けの分」と藤田はいうが…。久々に見せたエスポワールシチー松岡の軽快な逃げ、ダノンカモン福永も公言通りトランセンドを負かしに行く強気の競馬。直線坂上では完全にダノンカモンが抜け出し2着もエスポで決まりと思えた刹那、ゴール1F手前でトランセンド。まさに闘志に火がついたといった見違える走り、水を得た魚のような目覚しい伸び脚でダノンを一気に差し返した。「抜け出してソラ使っちゃったよ〜」と残念がる福永。しかしこれがGI馬の底力。所謂闘ってきた相手の違いか。もっと泥臭くいえば潜り抜けてきた修羅場の違いだろう。愈々12/4JCダート。スマートファルコンとの対決が待たれる。

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