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本社の見解・レース結果・レース回顧

 
 




2011年5月29日(日)3東4 東京11R
第78回日本ダービー(GI)
3歳 芝2400m 定量
【展開面鍵・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
84 3 5 オルフェーヴル 牡3 57 池添謙一 追込 二冠十分
80 1 1 ウインバリアシオン 牡3 57 安藤勝己 追込 前走鮮か
84 4 7 ベルシャザール 牡3 57 後藤浩輝 先行 馬体回復
× 82 5 10 ナカヤマナイト 牡3 57 柴田善臣 自在 デキ一変
78 3 6 クレスコグランド 牡3 57 浜中 俊 差し 上昇魅力
81 7 14 ショウナンパルフェ 牡3 57 三浦皇成 自在 脚質安定
82 1 2 サダムパテック 牡3 57 岩田康誠 差し 逆襲転ず
75 2 3 オールアズワン 牡3 57 藤田伸二 追込 下降気味
80 8 16 トーセンレーヴ 牡3 57 ウィリアムズ 差し 執念実る
84 8 17 ユニバーサルバンク 牡3 57 福永祐一 先行 狙目十分
80 7 15 トーセンラー 牡3 57 蛯名正義 差し 捲り炸裂
84 6 11 デボネア 牡3 57 デットーリ 差し 鞍上注目
80 4 8 フェイトフルウォー 牡3 57 田中勝春 自在 大穴候補
78 5 9 コティリオン 牡3 57 小牧 太 追込 折合い鍵
80 7 13 ロッカヴェラーノ 牡3 57 武  豊 自在 欣喜雀躍
77 6 12 エーシンジャッカル 牡3 57 川田将雅 追込 距離懸念
75 8 18 ノーザンリバー 牡3 57 ピンナ 差し 何処まで
75 2 4 リベルタス 牡3 57 四位洋文 差し 状態懸念

逃げ馬不在、先行馬も数頭しか見当たらぬメンバー構成。前残りで穴となったオークス同様展開が鍵、さらにこの不良馬場。皐月賞圧勝オルフェーヴル筆頭にサダムパテック、ウインバリアシオン、ナカヤマナイト、トーセンレーヴ、トーセンラー、コティリオンはあくまで良前提の有力馬。狙って妙味は直線で大不利被ったラジオNIKKEI杯と抑える競馬が裏目の若葉S除けば6戦6連対ユニバーサルバンク、同じく出遅れた共同通信杯とデキ一息だった皐月賞除けば2110ベルシャザール。次点1,16,15。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
5
1
7
10
6
○オルフェーヴル
…ウインバリアシオン
▲ベルシャザール
×ナカヤマナイト
…クレスコグランド
池添謙一
安藤勝己
後藤浩輝
柴田善臣
浜中 俊
1人気
10人気
8人気
4人気
9人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
5
1-5
5-1
1-5-7
5-1-7
300円
3,380円
4,540円
22,950円
100,300円

レース回顧
季節外れの台風2号の接近で不良馬場、雨中の決戦となった第78回日本ダービー。皐月賞馬オルフェーヴル1人気も単勝オッズは3.0培。不良馬場で切れ味が殺がれると思われたが然に非ず。「真に強い馬は馬場を問わず」を地で行ったオルフェーヴル。左回りも道悪もものかは持ち前の豪脚炸裂、正に一頭地を抜く強さで二冠を制した。この道悪で母父メジロマックイーンの血も騒いだか。直線。外から善臣のナカヤマナイトに再三馬体をぶつけられるも全く怯まぬ勝負根性、内に切れ込みながらもグイグイと伸びたパワフルな脚力は賞賛に値。父ステイゴールド。この激走の反動なく無事に秋を迎えられれば三冠も十分に狙えるだろう。オルフェーヴルに遅れること1馬身3/4、しかし3着ベルシャザールには7馬身の大差を付けたウインバリアシオン。戦前から陣営は道悪を懸念、青葉賞と同じ戦法では通じぬと思われたが鞍上狡猾さで鳴る安勝、何とオルフェーヴルのさらに後ろに付ける大胆騎乗。ラスト瞠目の末脚でオルフェーヴルに0.3差まで肉薄。安勝ならではの老獪な手綱捌きでゴール前あわやのシーンを作った。終わってみれば皐月賞馬と青葉賞馬のワンツー。良なら馬単1000円台の平穏決着が4540円、3連単も10万超。先週のオークスは直前の降雨による波乱だがこのダービーは皆が馬場を考慮し過ぎたことがもたらした好配当といえる。















 

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