本社の見解・レース結果・レース回顧
2010年11月28日(日)5東8 東京10R |
第30回ジャパンC(GI) |
3歳以上 芝2400m
定量 【女帝泰然・スローペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
… | ◎ | … | ○ | ▲ | 85 | 3 | 6 | ローズキングダム | 牡3 | 55 | 武 豊 | 自在 | 好戦十分 |
◎ | … | ○ | 注 | ◎ | 88 | 8 | 16 | ブエナビスタ | 牝4 | 55 | スミヨン | 差し | (1位降着) |
… | ▲ | … | … | … | 79 | 1 | 2 | ヴィクトワールピサ | 牡3 | 55 | ギュイヨン | 自在 | 取捨微妙 |
▲ | … | … | … | … | 78 | 4 | 8 | ジャガーメイル | 牡6 | 57 | ムーア | 追込 | 汚名返上 |
… | … | ◎ | … | × | 80 | 4 | 7 | ペルーサ | 牡3 | 55 | 安藤勝己 | 追込 | 発馬課題 |
… | … | △ | … | … | 78 | 7 | 13 | メイショウベルーガ | 牝5 | 55 | 池添謙一 | 追込 | 混戦浮上 |
△ | … | … | … | … | 78 | 7 | 14 | オウケンブルースリ | 牡5 | 57 | ルメール | 追込 | 状態面鍵 |
… | … | 注 | ▲ | △ | 80 | 5 | 10 | エイシンフラッシュ | 牡3 | 55 | 内田博幸 | 差し | 仕切直し |
… | △ | … | … | … | 77 | 8 | 18 | シリュスデゼーグル | セ4 | 57 | ブロンデル | 先行 | 粘込狙う |
注 | … | … | … | … | 78 | 6 | 12 | ジョシュアツリー | 牡3 | 55 | オドノヒュー | 差し | 陣営意欲 |
… | … | … | … | … | 72 | 2 | 3 | ダンディーノ | 牡3 | 55 | マルレナン | 差し | 入着一杯 |
… | … | … | … | … | 75 | 2 | 4 | シンゲン | 牡7 | 57 | 藤田伸二 | 差し | 稽古動くも |
… | … | … | … | … | 72 | 3 | 5 | モアズウェルズ | 牡6 | 57 | マイヨ | 追込 | 伏兵の域 |
○ | … | ▲ | ◎ | ○ | 88 | 6 | 11 | ナカヤマフェスタ | 牡4 | 57 | 蛯名正義 | 差し | 不安払拭 |
… | … | … | … | … | 75 | 5 | 9 | ティモス | 牡5 | 57 | ペリエ | 差し | 苦戦覚悟 |
… | ○ | … | … | 注 | 84 | 1 | 1 | ヴォワライシ | 牡5 | 57 | デムーロ | 先行 | 軽視禁物 |
… | … | … | △ | … | 78 | 8 | 17 | マリヌス | 牡4 | 57 | ボニヤ | 差し | 大穴なら |
… | 注 | … | … | … | 77 | 7 | 15 | フィフティープルーフ | セ4 | 57 | スタイン | 先行 | ハナ警戒 |
全15戦8430。如何なる条件下でも結果を出してきたブエナビスタだがスミヨンに手替わった前走天皇賞がラスト流して2馬身差の楽勝劇。これまでにない安定感抜群の勝ちっぷりだった。4ヶ月ぶりを叩かれデビュー以来最高のデキかつGI3戦3勝の東京コース。人気でも逆らう手はない。強敵は世界のナカヤマフェスタ。2週連続の好調教で中間の不安説一掃。割って入ればハイレベル3歳=2,6,7,10。中ではローテ/脚質から最も安定感あるローズキングダム、ゲート課題も資質GI級ペルーサ。穴は日本の馬場熟知のデムーロが本国から連れてきたお手馬ヴォワライシ。次点2,8,12。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
6 16 2 8 7 |
▲ローズキングダム ◎ブエナビスタ …ヴィクトワールピサ …ジャガーメイル ×ペルーサ |
武 豊 スミヨン ギュイヨン ムーア 安藤勝己 |
4人気 1人気 8人気 7人気 3人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
6 6-16 6-16 2-6-16 6-16-2 |
690円 710円 1,880円 4,940円 25,110円 |
レース回顧
24分間に及ぶ長い審議。降着処分が下るとは思っていたが1位入線ブエナビスタが2着降着。パトロール映像を見てブエナビスタ降着已む無しといえなくもないが個人的には厳しすぎると感じる。問題は果たしてスミヨン一人が一方的に悪いのかということ。交通事故でも動いている車同士で100対ゼロは有り得ない。スミヨンの斜行の前にローズキングダムは内からヴィクトワールピサ・ギュイヨンの斜行も受けている。斜行度合いは寧ろこちらのほうが大きい。それでローズが怯み、空いたスペースにスミヨンが突っ込んで武が手綱を引っ張りブレーキ・・・これはスプリンターズSのレース回顧で記したことと全く同じケース。繰り返しになるが、直線のせめぎ合いで多少よれたりぶつかったりするのは当然。それに打ち勝った者が処分され敗者が優遇されるのは納得がいかない。今回のケースも妨害がなければローズがブエナに先着していた、という可能性は限りなくゼロに近い。たしかにスミヨンのラフプレイはこのレースに限らずこれまでも少なからずあり問題視されていた。然しこの大舞台で完勝した断然人気馬(それも後世に名を残すであろう名牝)を1着降着とは・・・審議時間が長すぎることもそうだが公正・安全を唱える前に競馬ファンあってのJRAであろう。「スポーツの前にギャンブルなのだ」と声高にいうのとはちょっと違う。JRAの裁決は加害者に厳しく被害者優遇なのが問題。何度もいうが勝者が罰され敗者が賞されるのは納得がいかない。競馬において失格/降着のジャッジメントは大変に難しく損な役回りなのは百も承知、それでも裁決はスピーディーに、そして1〜3着馬の着順変更はよほどのことがない限りしない、ということが真のファンサービスではないだろうか。 |