本社の見解・レース結果・レース回顧
2010年6月6日(日)3東6 東京11R |
第60回安田記念(GI) |
3歳以上 芝1600m
定量 【好配確実・ミドルペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
… | △ | ◎ | ○ | ◎ | 90 | 8 | 17 | ショウワモダン | 牡6 | 58 | 後藤浩輝 | 自在 | 一皮剥け |
… | … | … | … | … | 76 | 5 | 9 | スーパーホーネット | 牡7 | 58 | 藤岡佑介 | 差し | 徐々良化 |
… | … | … | … | … | 76 | 1 | 2 | スマイルジャック | 牡5 | 58 | 三浦皇成 | 差し | あと一歩 |
○ | … | … | … | × | 81 | 7 | 15 | トライアンフマーチ | 牡4 | 58 | 内田博幸 | 差し | 軌道乗る |
… | … | … | … | … | 76 | 3 | 5 | サイトウィナー | セ7 | 58 | ウィリアムズ | 先行 | 左前挫石 |
△ | … | … | 注 | … | 79 | 3 | 6 | ファリダット | 牡5 | 58 | 蛯名正義 | 追込 | 昨年3着 |
… | ○ | … | △ | 注 | 83 | 4 | 8 | キャプテントゥーレ | 牡5 | 58 | 横山典弘 | 先行 | 更に上昇 |
… | … | … | ▲ | … | 80 | 7 | 14 | マルカフェニックス | 牡6 | 58 | 福永祐一 | 差し | 頗る好調 |
▲ | … | … | … | … | 78 | 2 | 4 | フェローシップ | セ8 | 58 | パートン | 差し | 馬体減少 |
… | 注 | △ | … | … | 79 | 8 | 18 | エーシンフォワード | 牡5 | 58 | 岩田康誠 | 先行 | 試練の枠 |
注 | ▲ | … | … | … | 80 | 5 | 10 | ビューティーフラッシュ | セ5 | 58 | コーツィー | 先行 | 再度閃光 |
… | … | … | … | … | 77 | 2 | 3 | アブソリュート | 牡6 | 58 | 田中勝春 | 追込 | 最適条件 |
… | … | … | … | … | 79 | 8 | 16 | サンカルロ | 牡4 | 58 | 吉田 豊 | 追込 | 他力本願 |
◎ | … | ▲ | … | ▲ | 87 | 1 | 1 | リーチザクラウン | 牡4 | 58 | 安藤勝己 | 先行 | 遂に覚醒 |
… | … | … | … | … | 76 | 6 | 12 | ライブコンサート | セ6 | 58 | 和田竜二 | 差し | 昨年5着 |
… | … | … | … | … | 75 | 4 | 7 | グロリアスノア | 牡4 | 58 | 小林慎一郎 | 追込 | 芝では… |
… | … | ○ | ◎ | △ | 81 | 6 | 11 | マルカシェンク | 牡7 | 58 | 柴山雄一 | 追込 | 復活狼煙 |
… | ◎ | 注 | … | ○ | 87 | 7 | 13 | マイネルファルケ | 牡5 | 58 | 松岡正海 | 先行 | 組み易し |
近況充実目覚しいショウワモダン◎。後藤騎乗の近4戦=5.5.7.6人気→3.3.1.1着。ダービー卿も強かったが59キロ背負って楽勝の前走メイSが圧巻。以前の重専用馬のイメージを完全に払拭、高速決着・瞬発力勝負の競馬であの強さ。まさに馬が変わった感。今回初GIだが昨年のウオッカ、ディープスカイ級不在のここは一気のGI制覇のシーン十分。相手は昨秋マイルCS2着・先行渋太いマイネルファルケ、マイルも合うが安勝との相性抜群リーチザクラウン。叩き2戦目3戦3勝キャプテントゥーレ、最終追いの動きに復調気配マルカシェンク、好内容の前走から更にデキ上昇トライアンフマーチ。次点10,14,18。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
17 9 2 15 5 |
◎ショウワモダン …スーパーホーネット …スマイルジャック ×トライアンフマーチ …サイトウィナー |
後藤浩輝 藤岡佑介 三浦皇成 内田博幸 ウィリアムズ |
8人気 6人気 5人気 2人気 15人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
17 9-17 17-9 2-9-17 17-9-2 |
1,390円 12,640円 26,640円 53,850円 348,740円 |
レース回顧
重賞2連勝の勢いそのままにショウワモダン。今回も単勝8人気と見縊られていたが大外から豪快に突き抜け見事GI制覇。勝ち時計1.31.7はアグネスデジタルの1.32.1を打ち破る安田記念レコード。確かに昨日の準OP湘南Sスピリタスと同タイム、体調不備の香港勢はじめメンバーに恵まれた、低レベルレースだとする向きもあるが、先週のダービー同様難癖というもの。出走馬すべて同条件、全力を尽くした結果である。素直に称えるべきだろう。2着にショウワモダンの後を縋るようにスーパーホーネット、3着インから先に抜け出したスマイルジャック。この2頭も強い。今回ともに伏兵視されていたが前走マイラーズCの1.2人気馬。その前哨戦伏兵の立場で1.2着のリーチザクラウン・トライアンフマーチが今回1.2人気で凡走(リーチザクラウンはレース後右前骨折が判明)だから競馬は難しい。当回顧で何度も記しているが、「人気と着順の乖離」は馬券作戦において永遠のテーマといえる。過去に強かった馬および今現在強い馬が未来も強いだろうと考えるのがそもそも間違い。馬は生き物、所謂「まだはもう、もうはまだ」である。愈々マイル路線のエースにのし上がったショウワモダン。いくらなんでもこの次は人気になる。然しショウワモダンは恐らく今がピーク。競走馬のピークは短く、またその多くは勝ったり負けたりの繰り返しである。この先どこまでこの強さを維持できるか、凡走するならいつか、その見極めが重要だろう。 |