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2010年5月30日(日)3東4 東京10R
第77回日本ダービー(GI)
3歳 芝2400m 定量
【駿馬激突・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
85 1 1 エイシンフラッシュ 牡3 57 内田博幸 自在 虎視眈々
83 4 8 ローズキングダム 牡3 57 後藤浩輝 差し 2歳王者も
90 4 7 ヴィクトワールピサ 牡3 57 岩田康誠 差し 二冠目前
85 7 13 ゲシュタルト 牡3 57 池添謙一 先行 充実顕著
× 85 2 3 ルーラーシップ 牡3 57 四位洋文 捲り 良血開花
86 5 9 ペルーサ 牡3 57 横山典弘 差し 圧勝まで
80 8 17 トゥザグローリー 牡3 57 戸崎圭太 追込 良血注意
70 2 4 サンディエゴシチー 牡3 57 浜中 俊 差し 苦戦覚悟
86 6 12 ヒルノダムール 牡3 57 藤田伸二 差し 終い確実
86 3 5 コスモファントム 牡3 57 松岡正海 先行 良化歴然
84 1 2 レーヴドリアン 牡3 57 藤岡佑介 追込 深淵臥竜
85 7 14 リルダヴァル 牡3 57 福永祐一 差し 素質GI級
91 3 6 アリゼオ 牡3 57 ウィリアムズ 先行 逃切十分
78 7 15 メイショウウズシオ 牡3 57 飯田祐史 差し 常に健闘
70 5 10 トーセンアレス 牡3 57 江田照男 追込 ダート馬
75 6 11 ハンソデバンド 牡3 57 蛯名正義 先行 大敗後で
70 8 16 シャイン 牡3 57 和田竜二 差し 力量見劣
8 18 ダノンシャンティ 牡3 57 安藤勝己 差し 右後骨折

堂々クラシックの王道を歩み5連勝の実績は最右翼ヴィクトワールピサ。ダービーと同舞台の青葉賞を好時計圧勝ペルーサ。人気の一角ダノンシャンティ取消で2強対決となったが果たしてどうか。所謂「両雄並び立たず」。3強より2強対決のほうが紛れは生じ易い。皐月賞では不利な大外枠からかなりコースロスがありながら0.3秒差アリゼオ◎。理想の内目偶数枠を得た今回、競り込む同型馬不在で単騎逃げ確実。渋馬場も得意で粘り込み十分。割って入れば叩き良化歴然コスモファントム、皐月賞上がり最速ヒルノダムール、プリンシパル圧巻・良血開花ルーラーシップ。次点14,13,1。


レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
1
8
7
13
3
…エイシンフラッシュ
…ローズキングダム
○ヴィクトワールピサ
…ゲシュタルト
×ルーラーシップ
内田博幸
後藤浩輝
岩田康誠
池添謙一
四位洋文
7人気
5人気
1人気
12人気
4人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
1
1-8
1-8
1-7-8
1-8-7
3,190円
16,720円
46,210円
10,630円
152,910円

レース回顧
ダノンシャンティ右前骨折で出走取消(全治6ヶ月で年内絶望)。如何にNHKマイルC1.31.4のタイムが成長期にある3歳馬にとって出してはいけない危険な時計であるかが証明された。その余波は少なからずこのダービーにも影響した。前半千通過1.01.6は先週のオークスより1秒遅い。そしてその後13.5-13.1-12.9と信じ難いラップが続く。マイル通過は1.41.1だ。これはもう先行有利を通り越した超々スローペース。極限の上がり勝負となったが皆が大事に乗った結果。ペースを作ったアリゼオ・ウィリアムズ、番手追走シャイン・和田、コスモファントム松岡だけが悪いとはいえまい。例によって「レースが壊れた」だの「低レベル」だのレース後声が上がるが全く別次元の話。予測がつかない結果になるのが競馬であり、ペルーサが出遅れたり、ヴィクトワールピサがゴール前伸びなかったりするのが競馬である。さて直線横一線になっての究極の上がり勝負。二四がマイル戦になったどころではない。直線のみ500mの競馬、さながら新潟の直線競馬をみているようなゴール前となった。結果瞬発力に長けたエイシンフラッシュ、ローズキングダムが1.2着。前走3.4着馬というのは得てして人気の盲点になることが多いが今回はその最たるものだろう。ともに皐月賞ではヴィクトワールピサから0.2秒の僅差、レース展開一つで十分逆転可能な能力差だった。









 

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