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本社の見解・レース結果・レース回顧

 
 

 


 



2010年5月9日(日)2東6 東京11R
第15回NHKマイルC(GI)
3歳 芝1600m 馬齢
【惑星注意・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
85 7 13 ダノンシャンティ 牡3 57 安藤勝己 差し 末脚強靭
86 1 1 ダイワバーバリアン 牡3 57 蛯名正義 先行 安定勢力
86 2 3 リルダヴァル 牡3 57 福永祐一 差し 素質GI級
91 2 4 サンライズプリンス 牡3 57 横山典弘 先行 当然主役
82 5 10 キョウエイアシュラ 牡3 57 吉田 豊 追込 復調気配
82 8 18 エーシンホワイティ 牡3 57 北村友一 差し 稽古動く
83 8 16 レト 牡3 57 幸 英明 差し 常に健闘
81 5 9 モンテフジサン 牡3 57 武士沢友治 差し 相手強い
86 6 11 エイシンアポロン 牡3 57 岩田康誠 先行 巻返期す
85 7 14 シゲルモトナリ 牡3 57 松岡正海 先行 上昇機運
× 85 1 2 コスモセンサー 牡3 57 石橋 脩 先行 絶好枠!
80 6 12 キングレオポルド 牡3 57 伊藤工真 差し 能力見劣
83 3 5 サウンドバリアー 牝3 55 内田博幸 追込 何処まで
80 4 7 トシギャングスター 牡3 57 浜中 俊 追込 延長懸念
84 7 15 ガルボ 牡3 57 後藤浩輝 差し 条件好転
82 4 8 パドトロワ 牡3 57 柴田善臣 先行 穴に一考
83 3 6 ニシノメイゲツ 牡3 57 北村宏司 追込 馬具工夫
84 8 17 エーシンダックマン 牡3 57 四位洋文 逃げ 延長克服

横山典サンライズプリンス◎。圧勝の中京2戦→試金石のスプリングSはゲートで躓き脚余し4着も次走NZTが圧巻。大外16番枠ものかは悠々と外を回し3角2番手→4角先頭。直線力強く坂を駆け上がり余力十分にゴール。勝ち時計1.32.9も破格。ストライドが並外れて大きな馬だけに府中替わりは大プラス。再度圧勝まで。連下混戦。インから早め抜け出しで一発目論む蛯名ダイワバーバリアン、得意条件で巻返期す岩田エイシンアポロン、能力GIレベルは誰もが認めるリルダヴァル。穴はここに来ての上昇際立つシゲルモトナリ、絶好枠から先行粘り込み図るコスモセンサー。次点13,17,15。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
13
1
3
4
10
…ダノンシャンティ
○ダイワバーバリアン
注リルダヴァル
◎サンライズプリンス
…キョウエイアシュラ
安藤勝己
蛯名正義
福永祐一
横山典弘
吉田 豊
1人気
5人気
3人気
2人気
13人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
13
1-13
13-1
1-3-13
13-1-3
260円
2,040円
2,680円
3,860円
17,180円

レース回顧
前走大敗のエイシンアポロン除く人気上位4頭が上位を独占し、その4頭が1分32秒を切る日本レコード。とりわけ上がり33.5の度肝抜く末脚で大外から突き抜けたダノンシャンティ。昨年のジョーカプチーノ1.32.4にも驚かされたがそのレースレコードを何と1秒上回り、ゼンノエルシドの1.31.5(01年京成杯AH)を9年ぶりに塗り替える1.31.4のJRAレコード。一躍ダービーの有力候補にのし上がった。果たして厩舎の偉大な先達キングカメハメハに続くことができるのか。先(ダービー)を見据えたソフト仕上げでこの勝ちっぷり。大物であることに異論はないが、やはりこのとてつもないレコードで駆け抜けた反動は少なからずあるはず。距離二四もベストとはいい難い。これでダービーも勝ったら化け物だろう。◎サンライズプリンスは今回内枠がアダ。インで揉まれるの嫌い、出して行った横山典、好位置を取れたまでは良かったが外から執拗にキングレオポルドからプレッシャーを掛けられ続けたのが痛かった。「これが競馬」とレース後の横山典。ゴール前ダノン、ダイワに交わされた後は無理せず手綱を緩めたのは如何にも横山典らしい。レース後「先に行って欲しくなかった」と横山典を非難した音無師。しかしこれまでのレースぶりをみてもサンライズは単調なワンペース型、溜めてインから差す器用な競馬が出来る馬ではなく外を回してはダノン以上の脚は使えない。現状考え得る最善のレースをしたと思う。レース前から「ここ全力投球。使った後は秋まで休ませる」(矢作師)ダイワバーバリアン以外の上位3頭はダービー出走の予定だが、果たしてこのレコード激走の後、中2週でベストコンディションで臨めるのか。思い切って安田記念という選択肢もある。さて皐月賞直後はヴィクトワールピサ一強ムードだったが、ここに来て俄然混戦模様となった3歳クラシック戦線。5/30ダービーは近年稀にみるハイレベル、実に見応えのある一戦となる。青葉賞ペルーサ、プリンシパルSルーラーシップの底知れぬ強さ。マイルCダノンシャンティも化け物の可能性。京都新聞杯組ゲシュタルト・コスモファントムも侮れない。









 

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