本社の見解・レース結果・レース回顧
2010年2月21日(日)1東京8日目11R |
第27回フェブラリーS(GI) |
4歳以上
ダ1600m 定量 【強豪激突・ハイペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
◎ | ▲ | 注 | ○ | ◎ | 92.7 | 2 | 4 | エスポワールシチー | 牡5 | 57 | 佐藤哲三 | 先行 | 首位不動 |
注 | … | … | … | … | 78.7 | 2 | 3 | テスタマッタ | 牡4 | 57 | 岩田康誠 | 差し | 咽喉完治 |
○ | △ | … | … | … | 79.6 | 3 | 6 | サクセスブロッケン | 牡5 | 57 | 内田博幸 | 先行 | 昨年覇者 |
… | … | … | … | … | 78.3 | 1 | 2 | ケイアイテンジン | 牡4 | 57 | 四位洋文 | 先行 | 同型強力 |
△ | … | … | ◎ | × | 80.4 | 6 | 12 | グロリアスノア | 牡4 | 57 | 小林慎一郎 | 差し | 上昇急! |
… | … | ◎ | … | △ | 80.5 | 1 | 1 | ダイショウジェット | 牡7 | 57 | 柴山雄一 | 差し | 鬼脚炸裂 |
… | ◎ | … | ▲ | ○ | 82.0 | 7 | 13 | ローレルゲレイロ | 牡6 | 57 | 藤田伸二 | 逃げ | 速度随一 |
… | … | … | … | … | 74.5 | 4 | 7 | トーセンブライト | 牡9 | 57 | 北村宏司 | 差し | 大望は酷 |
▲ | … | ○ | △ | ▲ | 81.9 | 6 | 11 | スーニ | 牡4 | 57 | 川田将雅 | 差し | 主力一角 |
… | ○ | … | 注 | 注 | 81.0 | 7 | 14 | リーチザクラウン | 牡4 | 57 | 武 豊 | 先行 | 新境地拓く |
… | … | … | … | … | 76.0 | 8 | 15 | ミリオンディスク | 牡6 | 57 | ルメール | 差し | 伏兵の域 |
… | 注 | ▲ | … | … | 79.9 | 4 | 8 | レッドスパーダ | 牡4 | 57 | 横山典弘 | 先行 | 余勢駆る |
… | … | △ | … | … | 77.4 | 8 | 16 | ワイルドワンダー | 牡8 | 57 | 蛯名正義 | 追込 | 千六1240 |
… | … | … | … | … | 73.0 | 5 | 9 | ザレマ | 牝6 | 55 | デムーロ | 差し | 苦戦覚悟 |
… | … | … | … | … | 75.7 | 3 | 5 | スーパーホーネット | 牡7 | 57 | 藤岡佑介 | 追込 | 芝の王者 |
出 | 走 | 取 | 消 | 5 | 10 | オーロマイスター | 牡5 | 57 | 吉田 豊 | 差し | 感冒の為 |
全ダ8101エスポワールシチー◎。唯一の着外が昨年の当レース0.2秒差4着。強豪相手に前半35.1のキツいペースで逃げ、僅差に粘ったあのレースがこの馬を一気に飛躍させた。その後の4連勝は圧勝に次ぐ圧勝で昨年覇者サクセスブロッケンには0.7、0.8秒差。完全に勝負付けは済んだといえよう。相手は強力4歳勢と初ダート組。中でも脅威は距離もダートも問題なし、自分のペースで逃げれば粘るローレルゲレイロ。58キロ背負って0.3秒差4着の根岸Sがまさに負けて強しスーニ。外枠好材・ローレルの番手追走から流込狙うリーチザクラウン。先行激化で台頭はダイショウジェット&グロリアスノア。次点8,6,3。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
4 3 6 2 12 |
◎エスポワールシチー …テスタマッタ …サクセスブロッケン …ケイアイテンジン ×グロリアスノア |
佐藤哲三 岩田康誠 内田博幸 四位洋文 小林慎一郎 |
1人気 5人気 2人気 14人気 6人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
4 3-4 4-3 3-4-6 4-3-6 |
170円 890円 1,190円 1,160円 4,190円 |
レース回顧
JCダート時より遥かに強くなっていたエスポワールシチー。ローレルゲレイロ、リーチザクラウン、レッドスパーダ・・これら芝から転戦の快速馬に外から被され揉まれるることだけが不安だったが全くの杞憂に終わった。懸念されたスタート部分の芝も何のその、楽々ローレル、レッドの3番手追走から直線入り口でローレルに並びかけるやアッという間に千切り捨てる。直線はまさにエスポワールの独壇場、底力で押し上げてきた昨年覇者サクセスブロッケンを子供扱いに退け、次いで懸命に追い縋る岩田テスタマッタを尻目にラスト流す余裕で2馬身半。まさに横綱相撲、まさに国内敵なしの圧巻の勝ちっぷり。レース後の横山典の言にもあるが「久々に見る強い馬」だ。所謂「テン良しナカ良し終い良し」。前に行けて終いさらに伸びるのだから他馬の付け入る隙はない。JCダートの回顧時にも記したが日本のダート界は当分同馬の天下となろう。AWものかはドバイから招待状が届けばぜひ世界の頂点を目指してほしい。さて、当レースで注目された初ダートの面々は枕を並べて討ち死に。完膚なきまでに打ちのめされたわけだが、最先着ローレルゲレイロがエスポワールから2.2秒遅れの7着。余談だが同馬の走破時計1.37.1が当レースのあと行われた最終12Rの東京ウインターP(準OP)の勝ち馬ナニハトモアレと同タイムである。 |