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本社の見解・レース結果・レース回顧

 
 

 


 



2010年2月7日(日)1回東京4日目11R
第44回共同通信杯(GIII)
3歳 芝1800m 別定
【大器登壇・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
85.2 5 6 ハンソデバンド 牡3 56 蛯名正義 先行 虎視眈々
× 83.2 3 3 ダノンシャンティ 牡3 56 吉田 豊 差し 末脚強靭
88.9 4 5 アリゼオ 牡3 56 ルメール 先行 大器の相
84.3 4 4 ダイワアセット 牡3 56 北村宏司 差し 遜色無し
72.8 6 9 アースステップ 牡3 56 吉田隼人 差し 複穴候補
81.0 5 7 タイセイレジェンド 牡3 56 三浦皇成 差し 久々割引
74.8 1 1 カワキタコマンド 牡3 56 武士沢友治 差し 連闘後で
73.8 8 12 カシマストロング 牡3 56 田中勝春 追込 厳しいか
70.0 2 2 ガナール 牡3 56 坂井英光 差し 大望は酷
85.2 8 13 ナシュワンヒーロー 牡3 56 柴山雄一 先行 展開有利
83.0 6 8 ロジスプリング 牡3 56 柴田善臣 差し 好センス
84.5 7 10 タイムカード 牡3 56 勝浦正樹 先行 デキ上々
78.2 7 11 リザルヴ 牡3 56 後藤浩輝 先行 未知魅力

東の大器アリゼオ◎。新馬でヒルノダムールを差し切り、ホープフルSではミカエルビスティーを抑え2戦2勝。「逃げ差し自在のレース巧者」といえば聞こえはいいが初戦は明らかに三浦の拙騎乗。前走好位差しの危なげない競馬がアリゼオ本来の姿。ここ圧勝で一躍クラシック有力候補に名告。相手妙味は単騎逃げナシュワンヒーロー。纏めて負かせば一戦毎の充実顕著ハンソデバンド。以下ラジオNIKKEI杯0.2秒差ダノンシャンティ、東スポ杯0.3秒差ダイワアセット。大穴と狙えば稽古動いたタイムカード。次点8,7,11。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
6
3
5
4
9
▲ハンソデバンド
×ダノンシャンティ
◎アリゼオ
△ダイワアセット
…アースステップ
蛯名正義
吉田 豊
ルメール
北村宏司
吉田隼人
3人気
2人気
1人気
4人気
9人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
6
3-6
6-3
3-5-6
6-3-5
740円
1,440円
3,230円
590円
6,750円

レース回顧
パドックでずっとハイテンションだったアリゼオ。この気性難が治らねばクラシックで勝ち負けは難しい。レースではそれほど掛かる処はなかったものの、逆に走りに元気がないように見受けられた。スタートがポイントだったがマイルを2連勝してきたハンソデバンドがフライング気味にハナ、インからカワキタコマンド、ダイワアセット、そしてアリゼオ。内枠有力勢が先行し、大外枠響き外々回らされたナシュワンヒーロー、押さえ込んだタイムカードはこの時点でアウト。よほどのハイペースにならない限り、能力で劣る穴馬が有力馬を後方から差すことは出来ない。「前に行ってこその穴馬」である。しかし何度も記すがこの穴パターンは必ず来る。大物が掛かるのをジックリ網を張って待つのみ。さて人気3頭の争いとなったゴール前。仕掛けをギリギリまで遅らせた蛯名ハンソデバンドのすぐ脇にこれも持ったままルメール・アリゼオ。この2頭が満を持し坂下で抜け出したところ外からダノンシャンティ。完全に3頭の凌ぎ合い。内のハンソデを捕らえきれず、外からダノンに交わされたアリゼオ。着差こそ僅かだが、これは後々ダメージが残る負け方。距離延びて真価のシンボリクリスエス産駒、今回で見限るのは早計かもしれぬが、きょうのパドックでのイレ込み/レース内容を見る限り、少なくともヴィクトワールピサ、ローズキングダムの相手ではない。次走弥生賞orスプリングSまでにクリアすべき課題は多い。


 

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