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2009年10月25日(日)4回京都6日目11R
第70回菊花賞(GI)
3歳 芝3000m 馬齢
【群雄割拠・スローペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
92 1 1 スリーロールス 牡3 57 浜中 俊 先行 上昇急!
81 2 3 フォゲッタブル 牡3 57 吉田隼人 差し 良血開花
× 85 6 12 セイウンワンダー 牡3 57 福永祐一 自在 秘策練る
92 7 14 イコピコ 牡3 57 四位洋文 差し 頂点へ!
94 5 9 リーチザクラウン 牡3 57 武  豊 逃げ 旗幟鮮明
78 4 7 ヤマニンウイスカー 牡3 57 和田竜二 追込 前走不利
82 6 11 セイクリッドバレー 牡3 57 松岡正海 差し 上位十分
77 1 2 シェーンヴァルト 牡3 57 秋山真一郎 追込 近走一息
81 2 4 トライアンフマーチ 牡3 57 武幸四郎 追込 一発ある
81 7 13 キタサンチーフ 牡3 57 藤岡康太 先行 見縊れぬ
87 8 17 アドマイヤメジャー 牡3 57 川田将雅 差し 見限早計
83 8 16 ナカヤマフェスタ 牡3 57 蛯名正義 差し 主力一角
75 5 10 キングバンブー 牡3 57 小牧 太 差し ダート馬
70 3 6 イグゼキュティヴ 牡3 57 川島信二 追込 大望は酷
90 3 5 アンライバルド 牡3 57 岩田康誠 差し 復権期す
78 8 18 ブレイクランアウト 牡3 57 藤田伸二 差し 延長課題
84 7 15 ポルカマズルカ 牝3 55 横山典弘 先行 意欲買う
79 4 8 アントニオバローズ 牡3 57 角田晃一 先行 咽喉不安

2-1-0-0の京都替り好材リーチザクラウン◎。「追いかけてきた馬は潰れるぞ」(橋口師)。そんな脅しをかけるまでもなく同型不在のここは単騎逃げ確実。絶頂期は過ぎたとはいえ菊4勝、天皇賞春6勝と淀長丁場では他の追随を許さぬ武。ラスト一冠奪取のシーン十二分。相手妙味は大トビで血統面からも延長魅力スリーロールス。纏めて負かせば神戸新聞杯レコード圧勝イコピコ。捲土重来期す友道厩舎2騎アンライバルド&アドマイヤメジャー、同じく福永腕撫す2歳王者セイウンワンダー。以下15,16,11。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
1
3
12
14
9
○スリーロールス
…フォゲッタブル
×セイウンワンダー
▲イコピコ
◎リーチザクラウン
浜中 俊
吉田隼人
福永祐一
四位洋文
武  豊
8人気
7人気
6人気
2人気
1人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
1
1-3
1-3
1-3-12
1-3-12
1,920円
9,410円
20,140円
46,070円
316,950円

レース回顧
横に10頭分も飛んだだろうか、ゴール前のスリーロールス。観客席/TVカメラからのアングルでは気づき難いがレース後正面からのパトロールビデオを観て吃驚。ご覧になってない方は是非観られたし。「ターフビジョンを見てヨレた」(浜中)とのことだが直後に馬が居なかったことがラッキーだった。初の距離三千。物見だけでなく疲れもあっただろう、またゴール前ヨレるのは走るサンデー系の特徴でもある。然しフォゲッタブルが来て再び伸びたところがこの馬の精神的強さ。着差はハナだが真っ直ぐ走っていれば3馬身は千切っていただろう。かなり強い馬だ。2着フォゲッタブルは漸く素質開花成った感。まだ成長途上でこれからどんどん伸びる馬。3着セイウンワンダー。距離不安視されていたが神戸新聞杯の末脚に見処、福永の好騎乗も光った。アンライバルドはパドックから激しくイレ込みこれはレース前に終了。リーチも発汗が目立ちイレ込み気味、力んで走ってゴール前失速。一本調子でタイプとしてはアドマイヤメインを彷彿。イコピコは位置取りが後ろ過ぎ。流石に4角16番手ではディープインパクトばりの33秒台の末脚でないと届かない。8.7.6人気の決着で3連単は31万。下馬評通りの「乱菊」、レースも配当も荒れたが血統的には96年の菊花賞馬ダンスインザダークの1.2着。これで03年ザッツザプレンティ、04年デルタブルースに続き3頭目の戴冠。産駒は総じて遅咲きで春は無縁の伏兵。今回2着のフォゲッタブル[forgettable]含めその人気5.8.8.7と全て人気薄。来年度以降「忘れない」でおきたいデータ。


 

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