本社の見解・レース結果・レース回顧
2008年2月10日(日) 2回京都4日目 11R |
第13回シルクロードS(GIII) |
4歳以上 芝1200m
ハンデ 【中心不動・ハイペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
▲ | … | … | 注 | △ | 80 | 1 | 1 | ファイングレイン | 牡5 | 56 | 幸 英明 | 追込 | 変身遂げ |
… | △ | … | ○ | … | 75 | 7 | 13 | コパノフウジン | 牡6 | 54 | 藤岡佑介 | 先行 | 条件好転 |
… | ◎ | ○ | … | ▲ | 85 | 8 | 15 | ステキシンスケクン | 牡5 | 56 | 岩田康誠 | 先行 | ヒケとらぬ |
… | … | … | … | … | 70 | 3 | 5 | リキアイタイカン | 牡10 | 53 | 池添謙一 | 追込 | 衰えたか |
… | … | … | ▲ | × | 76 | 7 | 14 | サイキョウワールド | 牡6 | 54 | 四位洋文 | 差し | 一発ある |
… | … | ▲ | … | … | 75 | 5 | 10 | プリンセスルシータ | 牝6 | 52 | 川田将雅 | 差し | 大穴候補 |
… | … | … | … | … | 73 | 8 | 16 | テイエムアクション | 牡7 | 55 | 橋本美純 | 差し | 意外性有 |
… | … | … | … | … | 72 | 4 | 8 | マルカキセキ | 牡7 | 56 | 福永祐一 | 追込 | 前潰浮上 |
注 | … | 注 | ◎ | 注 | 82 | 3 | 6 | ペールギュント | 牡6 | 57.5 | ルメール | 追込 | 末脚健在 |
◎ | ○ | △ | … | ◎ | 97 | 6 | 12 | アストンマーチャン | 牝4 | 56 | 武 豊 | 逃げ | 韋駄天娘 |
△ | … | … | … | … | 75 | 2 | 4 | クールシャローン | 牝4 | 53 | 長谷川浩大 | 先行 | 力付けた |
… | 注 | … | △ | … | 75 | 4 | 7 | テイエムノブシオー | 牡5 | 54 | 武幸四郎 | 先行 | 勢い随一 |
… | … | … | … | … | 75 | 1 | 2 | アグネスラズベリ | 牝7 | 54 | 角田晃一 | 追込 | 取捨微妙 |
… | … | … | … | … | 70 | 6 | 11 | ダイワメンフィス | 牡7 | 53 | 秋山真一郎 | 差し | 大敗続き |
○ | ▲ | ◎ | … | ○ | 96 | 5 | 9 | アイルラヴァゲイン | 牡6 | 57 | 松岡正海 | 先行 | 逆転十分 |
… | … | … | … | … | 70 | 2 | 3 | ロイヤルキャンサー | 牡10 | 51 | 田中克典 | 追込 | 軽量でも |
断然の1本人気は見えているが武アストンマーチャン◎。回転速いピッチ走法でスプリンターズS同様重馬場は俄然有利。当初良馬場なら◎とみていたアイルラヴァゲイン。重はひと息で○まで。ただ、今回◎との斤量差が前走から3キロ詰まり再度肉薄十分。スピード能力ならヒケとらぬ岩田ステキシンスケクン▲、追い切り瞠目ペールギュント注、千二で覚醒ファイングレイン△。以上やや人気サイドの予想となってしまったが、指数的に他を圧倒、まず堅い処だろう。穴と狙えば四位サイキョウワールド×。以下2,7,10。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
1 13 15 5 14 |
△ファイングレイン …コパノフウジン ▲ステキシンスケクン …リキアイタイカン ×サイキョウワールド |
幸 英明 藤岡佑介 岩田康誠 池添謙一 四位洋文 |
3人気 11人気 5人気 12人気 9人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
1 1-13 1-13 1-13-15 1-13-15 |
650円 31,470円 51,600円 94,650円 645,710円 |
レース回顧
上位人気馬が大敗喫したときのレース後の騎手のコメントは(明確な不利を蒙った等がない限り)一様に口が重い。当レース1.2番人気を分け合ったアストンマーチャン武、アイルラヴァゲイン松岡も同様。「この馬は速すぎて逆に難しい」、「どうして(ここまで大敗した)か全く分からない」・・・特にファンの気持ちを慮る騎手ほどその傾向が強い。たとえ聞き手が巧く訊き出せたとしても本音とはちょっとずれてたりもする。まして活字になると微妙なニュアンスが伝わらない。その辺りは我々「馬券を買う側」が推測する他ない。この時期でプラス体重も目立った(二桁増も3頭居た)がこの2頭はプラス2とマイナス4、決して余裕残しだった訳ではなく、3/30高松宮記念へ向け下手な仕上げで出て来る訳もない。ただ、これで02年トロットスター、07年アンバージャックに続き2ヶ月超休み明けの1人気馬は全て着外。否、人気に関係なく2ヶ月超の休み明け= 0-0-0-10。このデータは覚えておかねばならない。そして状態面だけでなく、レコードから2.2秒遅い勝ちタイム1.09.1・・・ここにも当レースが波乱となった因がある。テンの3F33.7に対し、上がり35.4の前傾ラップ・・・軽快に逃げているように見えて実は相当にキツい(速すぎた)ペースだった。牝馬の56キロも影響したか。上位5頭の4角位置取りは14.9.10.15.16番手。ちょうど中間地点に居たプリンセスルシータを境に、先行馬と差し馬がそっくり入れ替わっている。本来先行馬でいながら、今回差す競馬をしたコパノフウジン、ステキシンスケクンが2.3着に好走した因もそこにある。勝ち馬ファイングレインは単にハイペースに恵まれただけではない勝ち方。出遅れ気味のスタートから3角最後方→4角大外回し他馬と全く次元の違う瞠目の脚色で15頭を撫で切った。これで新馬・淀短距離S・当レースと千二3戦全勝。3/30高松宮記念不動の本命馬にのし上がった。 |