本社の見解・レース結果・レース回顧
2007年12月23日(日) 5回中山8日目 9R |
第52回有馬記念(GI) |
3歳以上 芝2500m
定量 【主力伯仲・ミドルペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
… | … | … | ▲ | … | 78 | 2 | 3 | マツリダゴッホ | 牡4 | 57 | 蛯名正義 | 差し | 中山走る |
… | ▲ | ○ | ◎ | ▲ | 83 | 4 | 7 | ダイワスカーレット | 牝3 | 53 | 安藤勝己 | 先行 | 強豪翻弄 |
▲ | 注 | … | ○ | ○ | 83 | 2 | 4 | ダイワメジャー | 牡6 | 57 | デムーロ | 先行 | 引退花道 |
注 | … | ◎ | … | △ | 81 | 4 | 8 | ロックドゥカンブ | 牡3 | 53 | キネーン | 自在 | 名手招聘 |
○ | ◎ | … | … | 注 | 82 | 3 | 6 | ポップロック | 牡6 | 57 | ぺリエ | 先行 | 無冠返上 |
… | … | … | … | … | 77 | 1 | 2 | ドリームパスポート | 牡4 | 57 | 高田 潤 | 差し | 変身期待 |
… | … | … | … | … | 70 | 3 | 5 | レゴラス | 牡6 | 57 | 柴田善臣 | 先行 | 場違い |
◎ | ○ | △ | … | ◎ | 90 | 1 | 1 | メイショウサムソン | 牡4 | 57 | 武 豊 | 捲り | 当然主役 |
… | … | … | △ | … | 78 | 6 | 12 | インティライミ | 牡5 | 57 | 福永祐一 | 差し | 巻き返す |
… | △ | … | … | … | 78 | 6 | 11 | コスモバルク | 牡6 | 57 | 松岡正海 | 先行 | 大穴なら |
△ | … | ▲ | … | … | 79 | 8 | 16 | ウオッカ | 牝3 | 53 | 四位洋文 | 追込 | 奇跡再び |
… | … | 注 | 注 | × | 80 | 7 | 13 | デルタブルース | 牡6 | 57 | 川田将雅 | 先行 | 複穴候補 |
… | … | … | … | … | 76 | 8 | 15 | チョウサン | 牡5 | 57 | 横山典弘 | 自在 | 秘策練る |
… | … | … | … | … | 76 | 7 | 14 | ハイアーゲーム | 牡6 | 57 | ルメール | 差し | 復活成る |
… | … | … | … | … | 75 | 5 | 9 | サンツェッペリン | 牡3 | 55 | 北村宏司 | 先行 | 一頓挫有 |
|
出 | 走 | 取 | 消 |
|
5 | 10 | フサイチパンドラ | 牝4 | 55 | 藤田伸二 | 先行 | 左寛跛行 |
JC勝ち馬&菊1.2着馬不在も流石グランプリ。豪華なメンバーが顔を揃えた。一発十分の穴馬も散見されるが、有力処が挙って有利な内〜中枠に入った今年は大波乱の確率は低い。◎はJCの雪辱に燃える武メイショウサムソンで不動。5着に甘んじた昨年とはあらゆる面で異なる。不安材料皆無。相手探し。週初めのレース展望に記したように3歳牝馬7&16の取捨がポイント。ともに後世に名を残す名牝、53キロなら勝ち負け十分とみるが大外16枠ウオッカは相当に不利。掲示板が一杯だろう。同脚質・同馬主の4&7が競り合うことはなく上位有望。ここがラストランも目イチの仕上げ4○。華麗な逃げで強豪男馬翻弄7▲。無冠の帝王6注。キネーン8△。能力僅差13×。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
3 7 4 8 6 |
…マツリダゴッホ ▲ダイワスカーレット ○ダイワメジャー △ロックドゥカンブ 注ポップロック |
蛯名正義 安藤勝己 デムーロ キネーン ペリエ |
9人気 5人気 6人気 4人気 2人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
3 3-7 3-7 3-4-7 3-7-4 |
5,230円 22,190円 69,020円 73,320円 800,800円 |
レース回顧
揃って重巧者、揃って好枠、揃って先行馬、そして揃って一流ジョッキー。これだけの条件が揃えば人気が集中するのは当然。メイショウサムソン、ポップロック、ロックドゥカンブの3頭に期待は集まったが、これら人気処が枕を並べて討ち死に。3人気に推されたウオッカも流石にこの大外枠と道悪では大敗も已む無し。サムソンとポップの凡走も俄かに信じ難いがこれが現実。人気を背負った差し馬の宿命だ。同様のシーンはこれまで数限りなく見てきた。それにしても4枠から内の8頭が1〜8着独占。有馬で内枠有利は常識だが、ここまで枠順の差が明暗を分けるとは・・・それでいて人気の1と6が5着と8着に沈むとは皮肉の一語。好枠引いたダイワ兄妹が競り合わず先行残り、とまでは読めていたが、蛯名マツリダが3番手好位から粘り切るとは・・・中山巧者で稽古も抜群ではあったが、ここまで目は引ききれなかった。勝利ジョッキーインタビューで「アッといわせましたね」の問いに、「いや〜自分でもアッと思いましたね。まさか勝つとは・・・」と蛯名も興奮気。「追っても反応が無かった」とはポップロックのペリエ。大外ブン回し、1000万馬の後塵拝した武は「スピードに乗って行けませんでした。競馬は難しいですね・・・」。ともに力を過信しすぎたか後ろから行きすぎ。或いは体調に問題があったとしか思えない負け方。チョウサンにハナをとられながら2番手でキッチリ折り合い最後も詰め寄ったダイワスカーレットは本当に強い。そしてここがラストランのダイワメジャー。メジャーそして安勝「らしい」競馬で見事な有馬2年連続の3着。ロックドゥカンブは4角で置かれ気味になるも直線よく追い上げメジャーのクビ差4着まで詰め寄った。これから成長期の南半球馬。来年大きな期待が懸かる一頭。 |