本社の見解・レース結果・レース回顧
2009年7月5日(日)1回札幌6日目9R |
第16回函館スプリントS(GIII) |
3歳以上
芝1200m 別定 【伏兵注意・ハイペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
△ | ◎ | … | ○ | ◎ | 92 | 3 | 6 | グランプリエンゼル | 牝3 | 51 | 熊沢重文 | 先行 | 通用十分 |
… | 注 | … | △ | 注 | 89 | 7 | 14 | タニノマティーニ | 牡9 | 57 | 秋山真一郎 | 先行 | 札幌走る |
… | … | … | … | … | 75 | 4 | 8 | ブラックバースピン | 牡6 | 56 | 津村明秀 | 差し | 長欠叩き |
… | … | … | … | … | 75 | 3 | 5 | シンボリウエスト | セ9 | 56 | 田中博康 | 差し | 叩き上昇 |
◎ | … | ○ | … | ▲ | 91 | 5 | 10 | アーバンストリート | 牡5 | 56 | 四位洋文 | 追込 | 末脚脅威 |
注 | △ | … | ◎ | △ | 89 | 8 | 15 | アポロフェニックス | 牡4 | 56 | 柴田善臣 | 先行 | 頗る好調 |
… | ▲ | … | ▲ | × | 84 | 2 | 3 | マヤノツルギ | 牡5 | 56 | 藤田伸二 | 先行 | 不安払拭 |
▲ | ○ | 注 | 注 | ○ | 91 | 1 | 1 | エーシンエフダンズ | 牡5 | 56 | 藤岡佑介 | 自在 | (3着降着) |
… | … | ▲ | … | … | 83 | 8 | 16 | モルトグランデ | 牡5 | 56 | 横山典弘 | 差し | 差は僅か |
… | … | … | … | … | 78 | 6 | 11 | メイショウトッパー | 牡6 | 56 | 三浦皇成 | 差し | 復調成る |
○ | … | … | … | … | 83 | 7 | 13 | スピニングノアール | 牡8 | 56 | 中舘英二 | 追込 | 終い堅実 |
… | … | … | … | … | 75 | 1 | 2 | エムオーウイナー | 牡8 | 56 | 武幸四郎 | 先行 | 大敗続き |
… | … | △ | … | … | 81 | 2 | 4 | アルシラート | 牡5 | 56 | 池添謙一 | 追込 | 久々の芝 |
… | … | … | … | … | 75 | 4 | 7 | メジロシリング | 牡6 | 56 | 松田大作 | 追込 | 他力本願 |
… | … | … | … | … | 78 | 5 | 9 | ウエスタンダンサー | 牝5 | 54 | 北村友一 | 自在 | 見限早計 |
… | … | ◎ | … | … | 82 | 6 | 12 | インセンティブガイ | 牡8 | 56 | 岩田康誠 | 自在 | 一変あるか |
「短距離の差し馬」アーバンストリート、スピニングノアールが能力上位だが例年の傾向どおり一筋縄では収まらない。果敢に挑戦してきた3歳牝馬グランプリエンゼル◎。強力同型ビービーガルダン回避は勿怪の幸い、不振続くエムオーウイナー、ウエスタンダンサー辺りが同型のここは51キロの軽量利し先行粘り込みのシーン濃厚。ここ目標にキッチリ仕上がったエーシンエフダンズ、能力随一アーバンストリート、札幌巧者タニノマティーニ、稽古瞠目アポロフェニックス、中間不安説払拭マヤノツルギ。以下16,13,12。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
6 14 8 5 10 |
◎グランプリエンゼル 注タニノマティーニ …ブラックバースピン …シンボリウエスト ▲アーバンストリート |
熊沢重文 秋山真一郎 津村明秀 田中博康 四位洋文 |
1人気 8人気 12人気 16人気 4人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
6 6-14 6-14 6-8-14 6-14-8 |
410円 3,700円 3,110円 56,950円 247,900円 |
レース回顧
古くは1987年天皇賞・春ニシノライデン、1991年天皇賞・秋メジロマックイーン、2001年京都大賞典ステイゴールド。嘗てよもやの失格/降着で当社が苦汁をなめてきたレースである。最近でも2006年エリザベス女王杯カワカミプリンセス、極めつけは2008年オークス(降着にならなかったがトールポピーの二度にわたる大斜行・詳細はレース回顧参照)。JRA採決委員のあまりにブレのある処分/裁定には全く納得がいかない。今回3着入線のエーシンエフダンズ藤岡佑がマヤノツルギの進路を妨害したとして降着処分を受けたが、はたして2008年オークスのトールポピー池添とどちらが危険行為なのか、じっくりパトロール映像を見比べてほしい。藤岡佑もアッサリ自分の非を認めて引き下がらず、多くの競馬ファンが命の次に大事なお金をあなたに賭けているのだ、ということを認識してほしい。ニシノライデンにしてもメジロマックイーンにしても今回のエーシンエフダンズにしても、然るべき「罰金」あるいは騎手に対する「騎乗停止」処分だけですむ問題である。なぜ「正しい予想をした」我々競馬ファンが多大な損害を被らねばならないのか。今回藤岡佑の斜行がなかったとすれば被害馬のマヤノツルギが前に居たはず(私にはマヤノツルギはグランプリエンゼルに交わされた時点で既に脚はなかったようにみえた)。少なくとも3着繰り上がりのブラックバースピンがエーシンエフダンズおよびマヤノツルギより先着していたとは到底思えない。たしかに失格/降着問題の採決/線引きは難しいとは思うが、競馬ファンをないがしろにした裁定だけはしてほしくないと強く思う。 |