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本社の見解・レース結果・レース回顧

   
 
 
 


2009年5月24日(日)3回東京2日目11R
第70回オークス(GI)
3歳牝 芝2400m 馬齢
【天下眺望・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
94 4 7 ブエナビスタ 牝3 55 安藤勝己 追込 異次元馬
88 2 3 レッドディザイア 牝3 55 四位洋文 追込 逆転余地
81 7 14 ジェルミナル 牝3 55 福永祐一 追込 延長好材
77 7 13 ブロードストリート 牝3 55 藤田伸二 差し 疲れ懸念
88 4 8 ディアジーナ 牝3 55 内田博幸 先行 充実顕著
80 8 17 デリキットピース 牝3 55 柴田善臣 先行 新星現る
78 6 12 ダイアナバローズ 牝3 55 角田晃一 差し 大穴なら
× 85 7 15 ハシッテホシーノ 牝3 55 松岡正海 差し 一発目論
81 3 5 ダノンベルベール 牝3 55 後藤浩輝 先行 馬体回復
88 2 4 ヴィーヴァヴォドカ 牝3 55 村田一誠 逃げ 見限早計
70 3 6 フミノイマージン 牝3 55 太宰啓介 差し 能力見劣
77 8 18 サクラローズマリー 牝3 55 三浦皇成 追込 大差ない
75 5 9 ルージュバンブー 牝3 55 田中勝春 差し 一概には
70 1 1 マイティースルー 牝3 55 小野次郎 追込 苦戦必至
70 1 2 パドブレ 牝3 55 西田雄一郎 追込 凡走続き
70 6 11 イナズマアマリリス 牝3 55 武幸四郎 追込 大望は酷
85 8 16 ワイドサファイア 牝3 55 岩田康誠 差し 鞍上腕撫

「女ディープインパクト」の称号が相応しいブエナビスタ◎。桜花賞の直線はまさに次元の違う走り。ハードトレーニングで鳴る松田博厩舎で鍛えられ一戦毎に強さを増している。「中山マイルより府中二四のほうが競馬はし易い。初めての東京も問題ではない」(安藤勝)。「「とれるところは全部とって秋は凱旋門」(松田博師)。懸念はこの陣営の強気に過ぎる自信と終い一辺倒の脚質。そしてあの切れ過ぎる脚はマイラーの可能性も無きにしも非ずだがこの時季の3歳牝馬は完成度がモノをいう。よほどのアクシデントでもない限り二冠馬誕生のシーンは濃厚だろう。単騎楽逃げ・追切破格ヴィーヴァヴォドカ○、充実顕著・堅実無比ディアジーナ▲。桜2着惜敗レッドディザイア、岩田腕撫すワイドサファイア、好調松岡ハシッテホシーノ。以下5,14,17。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
7
3
14
13
8
◎ブエナビスタ
注レッドディザイア
…ジェルミナル
…ブロードストリート
▲ディアジーナ
安藤勝己
四位洋文
福永祐一
藤田伸二
内田博幸
1人気
2人気
4人気
6人気
3人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
7
3-7
7-3
3-7-14
7-3-14
140円
320円
440円
1,250円
2,430円

レース回顧
辛勝だった。レース後の勝利ジョッキーインタビューで安勝が何度も繰り返していた「4角手前で内か外か迷った。負けなくてよかった」。リプレイで見直したが4角大外に居て内に入れようとしたが前が壁、また外へ持ち出すロス。その逡巡の分仕掛けが遅れ、あの際どい勝負になった。-8キロ。デビュー以来最も軽い馬体重446キロでの出走。良発表ではあったが朝から間断なく降り続いていた小雨。さらにレース前の岩田ワイドサファイアの放馬-競走除外。波乱ムードが漂っていた中での単勝1.4倍、「負けてはいけない」大本命馬に乗るプレッシャーは如何ほどのものか。「交わしたのはゴール過ぎてからかもしれない。とにかく負けなくてホッとしている」。本音だろう。安勝のいうとおり4角がスムーズならもっと楽に勝てた競馬。ラスト唯一頭33秒台の脚。後々この激走の反動が出なければいいのだが・・。四位レッドディザイアは桜に続きまたしても惜しい星を落とした。3着ジェルミナル以下には3馬身。キャリアを考えるとこれも本当に強い馬。秋以降重賞を勝つのは時間の問題。結果桜花賞の1〜3着馬がそのままゴールイン。中山マイルと府中二四。全く別物のレースなのだが、見解にも記したとおり距離適性云々の前にこの時季の3歳牝馬は完成度の高さが大きくモノをいう。
       
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