本社の見解・レース結果・レース回顧
2009年5月10日(日)2回東京6日目11R |
第14回NHKマイルC(GI) |
3歳
芝1600m 馬齢 【駿馬激突・ミドルペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
… | ○ | … | ◎ | ▲ | 89 | 2 | 3 | ジョーカプチーノ | 牡3 | 57 | 藤岡康太 | 先行 | 粘込狙う |
… | ▲ | … | … | … | 86 | 7 | 13 | レッドスパーダ | 牡3 | 57 | 横山典弘 | 先行 | レース巧者 |
… | … | … | … | … | 75 | 5 | 10 | グランプリエンゼル | 牝3 | 55 | 内田博幸 | 先行 | 距離不安 |
… | 注 | △ | … | … | 86 | 5 | 9 | マイネルエルフ | 牡3 | 57 | 松岡正海 | 先行 | 差はない |
△ | … | 注 | … | … | 86 | 8 | 18 | フィフスペトル | 牡3 | 57 | 安藤勝己 | 追込 | 本領発揮 |
… | △ | … | … | … | 85 | 4 | 7 | ワンカラット | 牝3 | 55 | 藤岡佑介 | 自在 | 食込十分 |
… | … | … | … | … | 75 | 7 | 14 | タイガーストーン | 牡3 | 57 | 蛯名正義 | 追込 | 何処まで |
◎ | … | ▲ | … | ◎ | 91 | 3 | 6 | アイアンルック | 牡3 | 57 | 小牧 太 | 追込 | 豪脚披露 |
注 | … | … | … | … | 85 | 8 | 16 | ブレイクランアウト | 牡3 | 57 | 武 豊 | 追込 | 人気だが |
… | … | ◎ | … | △ | 87 | 1 | 2 | ミッキーパンプキン | 牡3 | 57 | 岩田康誠 | 先行 | 常に健闘 |
… | … | … | ▲ | … | 85 | 6 | 12 | ラインブラッド | 牡3 | 57 | 福永祐一 | 自在 | 上昇魅力 |
… | ◎ | … | ○ | ○ | 89 | 1 | 1 | ゲットフルマークス | 牡3 | 57 | 田中勝春 | 逃げ | 好枠利し |
… | … | … | … | … | 75 | 3 | 5 | ツクバホクトオー | 牡3 | 57 | 吉田隼人 | 差し | 凡走続き |
○ | … | … | 注 | 注 | 88 | 7 | 15 | ティアップゴールド | 牡3 | 57 | 池添謙一 | 差し | 前走評価 |
… | … | ○ | … | … | 85 | 4 | 8 | スガノメダリスト | 牡3 | 57 | 勝浦正樹 | 差し | 鞍上穴男 |
… | … | … | … | … | 75 | 8 | 17 | アドバンスヘイロー | 牡3 | 57 | 柴田善臣 | 差し | 大敗後で |
… | … | … | … | … | 75 | 6 | 11 | ダイワプリベール | 牡3 | 57 | 後藤浩輝 | 追込 | 苦戦覚悟 |
▲ | … | … | △ | × | 87 | 2 | 4 | サンカルロ | 牡3 | 57 | 吉田 豊 | 差し | 末脚強靭 |
能力断然アイアンルック◎。1人気4着のアーリントンCは出遅れと直線前が詰まる不利(上がりはメンバー中最速)。鞍上小牧に手が戻った毎日杯では外から豪脚繰り出し完勝。2着に後に兵庫CSを制すゴールデンチケット、3着に青葉賞圧勝アプレザンレーヴだから掛け値なしに強い。実質3戦全勝馬。本来なら断トツ人気となる馬が2人気で単勝4倍台。狙い目だろう。絶好枠利し逃げるゲットフルマークス○、2週連続の好調教光るジョーカプチーノ▲。NZTでは大外回す不利ものかはグイグイ伸び2着のティアップゴールド、馬具工夫し一発目論むミッキーパンプキン、ヨレ癖あるもNZT2馬身差圧勝サンカルロ。以下18,13,9。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
3 13 10 9 18 |
▲ジョーカプチーノ …レッドスパーダ …グランプリエンゼル …マイネルエルフ …フィフスペトル |
藤岡康太 横山典弘 内田博幸 松岡正海 安藤勝己 |
10人気 5人気 13人気 11人気 4人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
3 3-13 3-13 3-10-13 3-13-10 |
3,980円 14,180円 39,660円 318,540円 2,381,660円 |
レース回顧
大波乱の要因の一つには吉田豊サンカルロの2度にわたる斜行(実効4日×2=8日間の騎乗停止)がある。前走「ニュージーランドTの回顧」でも記したがこの馬はかなり危険な馬。そのNZTのパトロールをみている騎手達も当然周知していたはずなのだが、あの密集状態では避けようがなかったか。しかしあの不利がなくともアイアンルック、ブレイクランアウト、フィフスペトルら人気処は届かなかったはず。最大の原因は別にある。目論見通り自分の競馬はした○ゲットフルマークス。この馬だけが若干オーバーペースで2番手▲ジョーカプチーノは決して速くない。3番手以下の位置取りが後ろすぎたことに尽きる。掲示板に載ったのはゲットフルを除きすべて先行5番手以内の馬。当初展開◎のレッドスパーダ。前走後熱発明けでどうかと思っていたところ調教も馬也で▲に。そして内田博グランプリエンゼル。千二で3勝、千四で12着。それだけの理由で「距離不安」とするには無理があった。反省点は尽きない。さて、晴れてGIジョッキーの仲間入りを果たした若干二十歳の藤岡康太。ゴール前楽々抜け出しているのにガムシャラに追いまくる姿は初々しい。堂々のレースレコード1.32.4で駆け抜けたジョーカプチーノも勿論褒められて良い。あのキングカメハメハのレコードを凌いだのだ。早めのペースをを自ら追いかけ坂を上がってからも脚色全く衰えず2着以下に2馬身差の圧勝劇。まさに文句のつけようがない強さである。一部で距離不安が囁かれていたが父マンハッタンカフェ×母父フサイチコンコルドの血統背景プラス、新馬千七ダでレコード更新の2着、同条件の未勝利で逃げ楽勝。そして前走NZT、先行不利の流れの中で粘りに粘ったゴール前。さらに瞠目の最終追い/状態面◎。10人気ながら大駆けの要素は十二分に備わっていた。 |