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2009年2月21日(土)1回東京7日目 11R
第44回クイーンC(GIII)
3歳牝 芝1600m 別定
【2強対決・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
88 6 11 ディアジーナ 牝3 54 内田博幸 先行 成長顕著
82 5 9 ダノンベルベール 牝3 55 後藤浩輝 追込 当然主役
72 7 14 エイブルインレース 牝3 54 戸崎圭太 先行 前走健闘
84 6 12 ミクロコスモス 牝3 54 武  豊 追込 勝ち負け
70 5 10 アンジュアイル 牝3 54 吉田 豊 追込 連闘後も
88 8 15 グローリールピナス 牝3 54 岩田康誠 先行 見限早計
70 8 16 パドブレ 牝3 54 松岡正海 追込 大穴候補
× 73 1 1 パールシャドウ 牝3 54 蛯名正義 先行 前走不利
70 2 4 カツヨトワイニング 牝3 54 江田照男 追込 好戦可能
72 2 3 アラマサローズ 牝3 54 勝浦正樹 自在 脚質に幅
72 4 8 アイアムマリリン 牝3 54 ルメール 先行 未知魅力
65 3 6 メジャーサイレンス 牝3 54 山田信大 差し 静観賢明
65 4 7 カイテキプリン 牝3 54 三浦皇成 追込 距離不安
65 7 13 ドゥミポワント 牝3 54 武士沢友治 先行 一本調子
76 3 5 メイショウボナール 牝3 54 田中勝春 先行 軽視禁物
70 1 2 フレンドリードレス 牝3 54 柴山雄一 差し 一概には

阪神JF2.3着ダノンベルベール、ミクロコスモスが人気。然し今年の3歳牝馬はブエナビスタ一頭が抜けて強く他は横一線。共倒れまではないだろうが過信禁物。今回と同舞台赤松賞でダノンと0.2差ディアジーナ◎。切れ勝負では分が悪いが内田博もその辺りは百も承知。同じ轍は踏まぬ筈で早め先行策から押し切る。前走重圧勝から渋馬場も好材。厳しい展開響いた前走度外視グローリールピナス、新馬でリクエストソング(きさらぎ賞2着)を屠ったメイショウボナール、府中2戦2勝・前走直線不利パールシャドウ。以下3,8,14。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
11
9
14
12
10
◎ディアジーナ
注ダノンベルベール
…エイブルインレース
▲ミクロコスモス
…アンジュアイル
内田博幸
後藤浩輝
戸崎圭太
武  豊
吉田 豊
4人気
2人気
8人気
1人気
10人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
11
9-11
11-9
9-11-14
11-9-14
1,340円
1,730円
4,710円
15,770円
103,280円

レース回顧
通常、レースをリアルで観るときには、まずは◎(自分の買った軸馬)を中心に観ているものである。しかしこのレースの直線、特にゴール前は◎ディアジーナではなく、武のミクロコスモスにずっと目が行っていた。ゴール前はかなりの接戦となったが、4角過ぎ直線向いてからのディアジーナとダノンベルベールの位置取りと楽な手応えから、「この2頭は大丈夫、あとは3着に何が来るか」という意識があったからである。岩田のグローリーが潰れ、武のミクロに期待するしかなかったわけだが、それにしてもだらしない負け方に見えた。レース後パトロール映像を見直すと確かに◎内田博のディアジーナに前をカットされた不利は大きかった。そしてその後も内から後藤ダノンベルベールに激突され、尚かつ目の前での右鞭連打と、散々なゴール前。可哀想なレースではあったが、馬にそれを跳ね返す根性がなく、また鞍上にも勝負処での一瞬の仕掛けのタイミングの遅れがあったとはいえまいか。単勝1.7倍。武騎乗の馬は過剰人気に推されがちだが、これだけの人気馬の騎乗ぶりとしては買ったファンは納得がいかないものがあった。今さらだが武の騎乗はお上品というかスマート過ぎる。もっと悪くいえばお嬢さん的な乗り方。もちろんペース判断、状況判断等レースセンスは当代随一ではあるが、いざ勝負に賭ける執念としては、明らかに地方出身騎手=岩田、安勝、内田博らが数段優っている。前々から申し上げているが、もう武の時代ではない。※以下補足:ゴール前の内田博の斜行(過怠金10,000円)ばかり注目されているが、武も向正で斜行(フレンドリーエースが落馬寸前の不利)しており、こちらは過怠金70,000円である。何度もいうが競馬は後方から行く馬は常に不利を受ける宿命にあり、絶対的に逃げ先行馬が有利である。
   



 

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