本社の見解・レース結果・レース回顧
2009年2月21日(土)2回京都7日目 11R |
第102回京都記念(GII) |
4歳以上
芝2200m 別定 【上位拮抗・スローペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
▲ | ▲ | ▲ | … | △ | 77 | 6 | 9 | アサクサキングス | 牡5 | 58 | 四位洋文 | 先行 | 京都巧者 |
◎ | … | … | ○ | ▲ | 87 | 7 | 11 | サクラメガワンダー | 牡6 | 57 | 福永祐一 | 差し | 前走圧巻 |
… | 注 | ○ | 注 | × | 76 | 8 | 12 | ヴィクトリー | 牡5 | 58 | 川田将雅 | 自在 | 復活兆し |
注 | ○ | 注 | ◎ | ◎ | 92 | 5 | 7 | カワカミプリンセス | 牝6 | 55 | 横山典弘 | 先行 | 牡馬蹴散 |
… | … | △ | … | … | 71 | 6 | 8 | タスカータソルテ | 牡5 | 58 | デムーロ | 追込 | 上位窺う |
… | ◎ | … | … | ○ | 89 | 1 | 1 | マンハッタンスカイ | 牡5 | 57 | 芹沢純一 | 先行 | 押切十分 |
… | … | … | … | … | 70 | 3 | 3 | ダンスアジョイ | 牡8 | 57 | 秋山真一郎 | 追込 | 大穴候補 |
… | △ | … | … | … | 71 | 4 | 4 | シルクフェイマス | 牡10 | 57 | 幸 英明 | 先行 | 昨年3着 |
… | … | … | … | … | 70 | 2 | 2 | メイショウクオリア | 牡4 | 57 | 藤岡佑介 | 差し | 入着一杯 |
△ | … | … | △ | … | 72 | 4 | 5 | チョウサンデイ | 牡4 | 56 | 太宰啓介 | 差し | 勢い随一 |
… | … | … | … | … | 70 | 7 | 10 | カネトシツヨシオー | 牡6 | 57 | 和田竜二 | 追込 | 叩いたが |
… | … | … | … | … | 70 | 8 | 13 | トウカイルナ | 牝7 | 55 | 武幸四郎 | 差し | デキは良 |
○ | … | ◎ | ▲ | 注 | 86 | 5 | 6 | アドマイヤオーラ | 牡5 | 58 | 安藤勝己 | 追込 | (競走除外) |
鳴尾記念圧勝サクラメガワンダー、昨年覇者アドマイヤオーラが人気だが、サクラは2ヵ月半ぶり・アドマイヤは58キロに一抹の不安。力量的に上位争い十分だが▲注評価。ともに差し脚質でもありお互いをライバル視/牽制し合えば前残り濃厚。横山典カワカミプリンセス◎。有馬記念ではダイワスカーレットを負かしに行っての1秒差7着。久々の金鯱賞でサクラ・アドマイヤに先着と力は上位だ。最内枠引いた今回は逃げる一手マンハッタンスカイ○。京都巧者アサクサキングス、中間漸く復活の兆しヴィクトリー。以下5,8,4。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
9 11 12 7 8 |
△アサクサキングス ▲サクラメガワンダー ×ヴィクトリー ◎カワカミプリンセス …タスカータソルテ |
四位洋文 福永祐一 川田将雅 横山典弘 デムーロ |
3人気 1人気 9人気 2人気 4人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
9 9-11 9-11 9-11-12 9-11-12 |
890円 850円 2,380円 9,570円 55,520円 |
レース回顧
発送直前、アドマイヤオーラが右肩跛行で競走除外。昨年の覇者、鞍上も安勝で人気を集めていただけにやや興趣を削がれた格好。レースは最内からマンハッタンスカイが行く構えも馬場の真ん中、馬也でカワカミプリンセス。しかしその大外から川田ヴィクトリー。久々のヴィクトリーの逃げ脚だ。千通過1.00.7。軽快なペース。誰も追いかけられず縦長の展開。◎カワカミも3番手のインを先行していたが3角手前辺りであろうことかズルズル後退。4角過ぎ直線に掛かる頃には中団まで下がってしまい完全に圏外。あとは×9人気ヴィクトリーの頑張りに期待。この馬がGI馬であることを忘れてしまった方も多いだろう、または憶えてはいても近走の体たらく。「完全に終わった馬」と看做していた方が大半だったろう。しかし馬は蘇るもの。川田を背に実に気合のこもった最終追いの動きにその兆しは窺えていた。そしてこの実戦での積極果敢な逃げ戦法。ゴール寸前まで懸命に頑張り、あわや逃げ切りかと思わせた刹那、大外からサクラメガワンダーとアサクサキングス。併せ馬の格好でヴィクトリーに襲い掛かる。アサクサキングス。この馬も押しも押されもせぬGI馬。格の違いを見せ付ける豪脚でヴィクトリーを捕らえ、サクラを捻じ伏せた。これで京都では重賞ばかり使って3-0-1-0(GI菊花賞1着・天皇賞3着、GIIきさらぎ賞1着・京都記念1着)。まさに「淀では別馬」となる。さて4角過ぎでは完全に圏外に去ったと思われた◎カワカミプリンセスだが直線息を吹き返しゴール前グイグイ。インで粘るヴィクトリーに半馬身差まで詰め寄った。これもGI馬の底力か。上位2頭は強かったが、この3.4着馬の今後が非常に楽しみである。 |