本社の見解・レース結果・レース回顧
2009年1月25日(日)1回中山8日目 11R |
第50回アメリカJCC(GII) |
4歳以上
芝2200m 別定 【主力伯仲・スローペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
△ | ▲ | ▲ | ▲ | ○ | 91 | 3 | 3 | ネヴァブション | 牡6 | 57 | 横山典弘 | 自在 | 復調成る |
◎ | … | 注 | … | ▲ | 90 | 5 | 6 | エアシェイディ | 牡8 | 58 | 後藤浩輝 | 差し | 昨年覇者 |
… | ○ | … | △ | △ | 86 | 5 | 7 | トウショウシロッコ | 牡6 | 57 | 吉田 豊 | 先行 | 成長顕著 |
注 | … | … | … | … | 81 | 6 | 9 | マイネルキッツ | 牡6 | 57 | 松岡正海 | 追込 | 食込十分 |
… | 注 | … | 注 | × | 85 | 8 | 12 | キングストレイル | 牡7 | 57 | 田中勝春 | 先行 | 積極策で |
○ | … | … | … | … | 82 | 2 | 2 | アルナスライン | 牡5 | 57 | 武 豊 | 差し | 力量上位 |
… | … | ◎ | … | … | 82 | 7 | 10 | グラスボンバー | 牡9 | 57 | 勝浦正樹 | 追込 | 衰えなし |
▲ | … | ○ | ○ | 注 | 87 | 7 | 11 | ドリームジャーニー | 牡5 | 57 | 池添謙一 | 追込 | 主力一角 |
… | … | … | … | … | 77 | 8 | 13 | チェストウイング | 牡8 | 57 | 蛯名正義 | 差し | 鉄砲走る |
… | … | △ | … | … | 80 | 6 | 8 | ドットコム | 牡4 | 56 | 藤田伸二 | 追込 | ヒケとらぬ |
… | ◎ | … | ◎ | ◎ | 93 | 4 | 4 | メイショウレガーロ | 牡5 | 57 | 内田博幸 | 先行 | 押し切る |
… | △ | … | … | … | 80 | 4 | 5 | サンツェッペリン | 牡5 | 57 | 柴山雄一 | 先行 | ハナ警戒 |
… | … | … | … | … | 70 | 1 | 1 | ゴーウィズウィンド | 牡10 | 57 | 三浦皇成 | 先行 | 10歳の春 |
ゴーウィズウィンド、チェストウイング以外は何が来ても驚けないメンバー構成。内田博メイショウレガーロ◎。前走グレイトフルSでは1角で三浦フサイチピージェイに外に弾かれる不利ものかはココナッツパンチ以下に1馬身3/4差の完勝劇。久々で+12キロの太目ながらまさに力の違いを見せ付けた。最終追いはウッドで併走馬を瞬時に突き放す瞠目の動きで確実に前走以上のデキ。逃げ宣言サンツェッペリンを前に遣っての2番手追走から直線抜け出す。完全復調ネヴァブション○、昨年覇者エアシェイディ▲。実績上位ドリームジャーニー、穴は先行トウショウシロッコ&キングストレイル。以下2,10,9。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
3 6 7 9 12 |
○ネヴァブション ▲エアシェイディ △トウショウシロッコ …マイネルキッツ ×キングストレイル |
横山典弘 後藤浩輝 吉田 豊 松岡正海 田中勝春 |
4人気 2人気 7人気 9人気 6人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
3 3-6 3-6 3-6-7 3-6-7 |
700円 1,650円 3,640円 5,340円 27,530円 |
レース回顧
良発表も予想以上に緩んだ馬場。切れ味勝負ドリームジャーニー、エアシェイディには不向きな馬場となった。サンツェッペリン、メイショウレガーロを抑え外から押してキングストレイル。かき込むフットワークで道悪は巧い。向正では縦長の展開となり千通過は1.01.5。遅いようだが馬場を考慮すれば前にキツい流れ。4角。嫌気がさしたかのようにサンツェッペリン、メイショウレガーロがズルズル後退。いつも申し上げているように逃げ先行馬は自分のペースで走れぬと脆い。ハナ切ったキングストレイルが坂上で後続に2馬身。このまま逃げ切り濃厚かと思われたがラスト百で急激に失速。トウショウシロッコ粘るところインから力強く横山典ネヴァブション。11ヶ月ぶりを6-7-5着、0.7-0.5-0.2秒差と着実に調子を上げて来ていたが叩き4戦目のここで2馬身半差の圧勝。天皇賞をも狙える完勝劇であった。いつもより早め中団に位置していたエアシェイディがゴール前トウショウシロッコをクビ差交わして2着。58キロ背負って不得手の馬場、やはり地力上位。マイネルキッツは中山金杯のリプレイを見るかのような追い込み届かずの4着。いつもあと一歩が足りない馬だ。3人気武アルナスラインはまだ本調子になく6着凡走。果たして天皇賞までに立て直しが図れるか。今回レース後のコメントで印象に残ったのはドリームジャーニー騎乗の池添=「きょうはマークされる立場で、他馬がこの馬を待ってレースをしていましたね」のひと言。「こんな馬場で他馬も切れる脚は使えないだろうから前々でレースをした」(横山典)。ここに長距離戦において如何に騎手のレースセンス/インサイドワークが結果に大きく影響するかが如実に証明されている。 |