本社の見解・レース結果・レース回顧
2008年12月28日(日)5回中山8日目 10R |
第53回有馬記念(GI) |
3歳以上
芝2500m 定量 【頂上決戦・ミドルペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
◎ | ○ | ▲ | 注 | ◎ | 98 | 8 | 13 | ダイワスカーレット | 牝4 | 55 | 安藤勝己 | 先行 | 最強証明 |
… | … | 注 | … | … | 82 | 8 | 14 | アドマイヤモナーク | 牡7 | 57 | 川田将雅 | 追込 | 穴の匂い |
△ | … | … | … | … | 81 | 4 | 6 | エアシェイディ | 牡7 | 57 | 後藤浩輝 | 差し | 末脚互角 |
… | … | … | ◎ | × | 83 | 7 | 11 | ドリームジャーニー | 牡4 | 57 | 池添謙一 | 追込 | 鬼脚披露 |
▲ | … | ◎ | ○ | 注 | 89 | 5 | 8 | スクリーンヒーロー | 牡4 | 57 | デムーロ | 差し | 前走驚愕 |
注 | … | … | … | … | 82 | 5 | 7 | アルナスライン | 牡4 | 57 | ペリエ | 先行 | 一発目論 |
… | … | … | … | … | 80 | 1 | 1 | カワカミプリンセス | 牝5 | 55 | 横山典弘 | 自在 | 秘策練る |
… | … | … | … | … | 80 | 6 | 9 | メイショウサムソン | 牡5 | 57 | 武 豊 | 差し | 有終の美 |
… | ▲ | ○ | △ | ▲ | 89 | 4 | 5 | フローテーション | 牡3 | 55 | ルメール | 自在 | 3歳代表 |
… | … | … | … | … | 80 | 2 | 2 | ベンチャーナイン | 牡3 | 55 | 柴田善臣 | 追込 | デキは良 |
… | 注 | … | … | … | 82 | 3 | 3 | コスモバルク | 牡7 | 57 | 松岡正海 | 逃げ | 完全燃焼 |
○ | △ | … | … | △ | 85 | 6 | 10 | マツリダゴッホ | 牡5 | 57 | 蛯名正義 | 捲り | 中山の鬼 |
… | … | … | … | … | 80 | 3 | 4 | エアジパング | セ5 | 57 | 藤田伸二 | 捲り | 余勢駆る |
… | ◎ | △ | ▲ | ○ | 91 | 7 | 12 | アサクサキングス | 牡4 | 57 | 四位洋文 | 先行 | 積極策で |
安勝ダイワスカーレット◎。昨年はマツリダゴッホにG前詰め寄っての0.2秒差2着。マツリダの中山巧者ぶりは百も承知だが◎の比類なき先行力は一年を経てますます磨き。いまや力関係は完全に逆転したとみる。天敵ウオッカ不在で元々秋2戦目のここが目標。全成績=7-4-0-0。体調万全。来年は世界を視野の馬。ここでよもや凡走はない。有馬の穴の定番=前残り。四位アサクサキングス○、ルメール=フローテーション▲。纏めて負かせばJC馬スクリーンヒーロー、稽古瞠目ドリームジャーニー。以下3,7,14。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
13 14 6 11 8 |
◎ダイワスカーレット …アドマイヤモナーク …エアシェイディ ×ドリームジャーニー 注スクリーンヒーロー |
安藤勝己 川田将雅 後藤浩輝 池添謙一 デムーロ |
1人気 14人気 10人気 7人気 3人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
13 13-14 13-14 6-13-14 13-14-6 |
260円 29,490円 33,490円 192,500円 985,580円 |
レース回顧
逃げ馬が抜けて強く、それをマークする先行勢が当面の相手だと結果はこうなる、という典型的なレース。最内から横山典カワカミプリンセスが押してハナを取りに行こうとするが外から◎ダイワスカーレット。全く持った侭、安勝の手綱はピクリとも動かず楽に主導権。所謂スピードの絶対値が違う。ディープインパクトはラストの脚の次元が違ったが、ダイワスカーレットはテンのスピードが正に異次元。カワカミプリンセス、メイショウサムソンを従えて2週目3角までまるで調教のような楽逃げ。3角手前でドッと後続が押し寄せ一気にペースが上がる。然し自らもそれに早めに反応、マツリダゴッホはじめフローテーション、スクリーンヒーローらの追撃を封じる。早仕掛けのライヴァルが伸び倦むところ、中団で死んだふりの後藤エアシェイディ、後方2番手を淡々と進んでいた池添ドリームジャーニーがここぞとばかりに脚を伸ばす。そして直線馬場の大外から川田アドマイヤモナーク。終始ポツンと唯一頭最後方追走から4角は大外へ。他力本願タイプの典型的乗り方だがこの騎手は本当に追える。安勝、岩田、小牧ら地方出身騎手ばりの豪快なフォームでG前グイグイ。最低14人気をあざ笑うかのような豪脚披露で有馬2着大健闘。98万馬券の片棒を担いだ。「積極的に行く」と公言していたアサクサキングス陣営だったが道中全く折り合い付かず中途半端な走りで最下位惨敗。ハナか2番手で無理なく先行出来ねば脆い馬だ。それは兎も角ダイワスカーレットの強さには全く恐れ入る。前走天皇賞も負けたとは馬は思っていないだろう。これで8-4-0-0。所謂「テン良しナカ良し終い良し」。レースセンスの良さ/競馬へ行っての安定味は遥かに同期のウオッカを凌ぐ。紛れもなく現役最強馬はこの馬。来年はさらにパワーアップした姿が見られよう。 |