HOME→レース回顧アーカイブ

本社の見解・レース結果・レース回顧

   
 

2008年11月30日(日)5回東京8日目 10R
第28回ジャパンC(GI)
3歳以上 芝2400m 別定
【強豪犇く・ミドルペース】








馬 名 性齢 斤量 騎手 脚質 短評
88 8 16 スクリーンヒーロー 牡4 57 デムーロ 先行 前走鮮か
96 5 9 ディープスカイ 牡3 55 四位洋文 先行 次代覇王
97 2 4 ウオッカ 牝4 55 岩田康誠 自在 女帝君臨
89 7 13 マツリダゴッホ 牡5 57 蛯名正義 捲り 左回懸念も
95 1 1 オウケンブルースリ 牡3 55 内田博幸 追込 昇竜勢い
90 1 2 メイショウサムソン 牡5 57 石橋 守 捲り 復権目論
82 4 7 ネヴァブション 牡5 57 横山典弘 差し 叩き良化
95 7 15 アサクサキングス 牡4 57 ルメール 先行 魔術炸裂
80 3 6 パープルムーン セ5 57 スペンサー 差し 静観賢明
93 4 8 トーホウアラン 牡5 57 藤田伸二 差し 上昇魅力
× 90 5 10 オースミグラスワン 牡6 57 川田将雅 追込 鬼脚披露
85 8 17 アドマイヤモナーク 牡7 57 安藤勝己 追込 厳しいか
87 6 11 シックスティーズアイコン 牡5 57 ムルタ 差し 掲示板迄
87 7 14 ペイパルブル 牡5 57 ムーア 追込 昨年7着
80 2 3 トーセンキャプテン 牡4 57 ペリエ 先行 良血馬も
85 3 5 ダイワワイルドボア 牡3 55 北村宏司 差し 距離合う
83 8 18 コスモバルク 牡7 57 松岡正海 先行 大望は酷
6 12 マーシュサイド 牡5 57 カステリャーノ 差し 熱発回避

中核成すウオッカ、ディープスカイ、オウケンブルースリ。何れも前走激走の反動は微塵も窺えず、まともならこの3頭の三つ巴。一戦毎の成長著しく東京二四は間違いなく合うオウケンが配当妙味一番だが最終追いの遅れ?▲。 ウオッカ、ディープスカイ甲乙付け難いところだが岩田ウオッカ◎。来年は逆転もあろうが現時点での完成度に一日の長。○▲3歳2頭が若さ露呈ならルメール=アサクサキングスが台頭。穴は追い切り瞠目・鞍上強化トーホウアラン、前潰れの展開で川田オースミグラスワン。

レース結果
1着
2着
3着
4着
5着
16
9
4
13
1
…スクリーンヒーロー
○ディープスカイ
◎ウオッカ
…マツリダゴッホ
▲オウケンブルースリ
デムーロ
四位洋文
岩田康誠
蛯名正義
内田博幸
9人気
1人気
2人気
5人気
4人気
単勝
馬連
馬単
3連複
3連単
16
9-16
16-9
4-9-16
16-9-4
4,100円
7,620円
25,160円
6,410円
68,950円

レース回顧
「上がり馬恐るべし」・・・これまで口には出さずとも幾度このことばをかみ締めてきたことだろう。前走アルゼンチン共和国杯では◎の期待に応えてくれた馬。しかし正直その勝ちっぷりからはさほど強烈なインプレッションは感じられなかった。ハンデ戦の53キロ→定量57キロ。それにそもそも今回は相手が違い過ぎる。ジャガーメイル、テイエムプリキュア辺りと僅差の勝負をしてきた馬がウオッカ、ディープスカイ、オウケンブルースリ、メイショウサムソン等と互角に闘えるのか?この世界の晴れ舞台ジャパンCで。そう思ったファンが大半だったろう。しかし並み居る強豪を蹴散らし堂々1/2馬身差で完勝したスクリーンヒーロー。スローペースに恵まれたのか、デムーロの好騎乗か、はたまた1987年ルグロリューの僅差3着に激走した祖母ダイナアクトレスの血か。否、やはり最大の勝因は冒頭に述べたこの馬の「上昇度」、「勢い」だろうと私は思う。「馬は5分で変わる」とは武豊の名言だが、アルゼンチン共和国杯から1ヶ月弱、計り知れぬ成長力を我々に知らしめた。思えばオウケンブルースリとて6/1ダービー時点では一介の未勝利馬。サラブレッドの成長力/上昇度は我々凡俗なる人間の常識的予測/閾値を遥かに上回る。これを今後とも確りと肝に銘じておきたい。





Top