本社の見解・レース結果・レース回顧
2008年10月5日(日)4中山8日目 11R |
第42回スプリンターズS(GI) |
3歳以上 芝1200m
定量 【中心不動・ハイペース】 |
能 力 |
展 開 |
騎 手 |
状 態 |
本 社 |
指 数 |
枠 番 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚質 | 短評 |
◎ | ○ | … | ○ | ◎ | 97 | 7 | 14 | スリープレスナイト | 牝4 | 55 | 上村洋行 | 先行 | 最有力! |
△ | … | ◎ | … | ○ | 95 | 8 | 15 | キンシャサノキセキ | 牡5 | 57 | 岩田康誠 | 自在 | 差は僅か |
… | ◎ | … | ▲ | ▲ | 89 | 7 | 13 | ビービーガルダン | 牡4 | 57 | 安藤勝己 | 先行 | 成長顕著 |
▲ | … | … | … | … | 83 | 6 | 11 | スズカフェニックス | 牡6 | 57 | 横山典弘 | 追込 | 代打一発 |
… | … | ○ | ◎ | 注 | 86 | 1 | 1 | アポロドルチェ | 牡3 | 55 | 勝浦正樹 | 追込 | 大穴候補 |
… | … | △ | 注 | △ | 84 | 5 | 9 | トウショウカレッジ | 牡6 | 57 | 池添謙一 | 追込 | G前強襲 |
注 | … | … | … | … | 83 | 4 | 7 | カノヤザクラ | 牝4 | 55 | 小牧 太 | 先行 | 余勢駆る |
… | 注 | 注 | … | … | 83 | 6 | 12 | タニノマティーニ | 牡8 | 57 | 吉田隼人 | 先行 | 衰えなし |
… | △ | … | … | … | 80 | 4 | 8 | ウエスタンビーナス | 牝5 | 55 | 郷原洋司 | 先行 | 同型強力 |
○ | … | … | … | … | 83 | 1 | 2 | ファイングレイン | 牡5 | 57 | 幸 英明 | 差し | 巻返期す |
… | … | … | … | … | 75 | 3 | 6 | スピニングノアール | 牡7 | 57 | 蛯名正義 | 追込 | 他力本願 |
… | ▲ | … | … | … | 83 | 3 | 5 | シンボリグラン | 牡6 | 57 | 福永祐一 | 先行 | 粘り込む |
… | … | ▲ | △ | × | 84 | 2 | 3 | ジョリーダンス | 牝7 | 55 | 内田博幸 | 自在 | 一発秘め |
… | … | … | … | … | 80 | 2 | 4 | プレミアムボックス | 牡5 | 57 | 三浦皇成 | 差し | 晴れ舞台 |
… | … | … | … | … | 75 | 5 | 10 | エムオーウイナー | 牡7 | 57 | 柴田善臣 | 先行 | 大敗後で |
… | … | … | … | … | 75 | 8 | 16 | タマモホットプレイ | 牡7 | 57 | 石橋 脩 | 追込 | 入着一杯 |
目下破竹の4連勝(距離千二8-1-0-0)スリープレスナイト◎。驚愕のCBC賞→確信の北九州記念。その強烈なインプレッションが鮮やかに蘇る。相手探し。実績上位はスズカフェニックス、ファイングレイン、カノヤザクラだが勢い/状態重視。中間唸る勢いキンシャサノキセキ○、安勝腕撫すビービーガルダン▲。穴は好調教アポロドルチェ、トウショウカレッジ、ジョリーダンス。 |
レース結果
1着 2着 3着 4着 5着 |
14 15 13 11 1 |
◎スリープレスナイト ○キンシャサノキセキ ▲ビービーガルダン …スズカフェニックス 注アポロドルチェ |
上村洋行 岩田康誠 安藤勝己 横山典弘 勝浦正樹 |
1人気 2人気 6人気 4人気 12人気 |
単勝 馬連 馬単 3連複 3連単 |
14 14-15 14-15 13-14-15 14-15-13 |
240円 790円 1,300円 1,680円 5,530円 |
レース回顧
「ゲートを一番気をつけていた」(上村)◎スリープレスナイトがフライングと見紛う抜群の好スタート。他馬より1馬身前でスタートを切ったようなもの。この時点で橋口師も勝利を確信したとの由。行くしかないウエスタンビーナスが熨斗付けてハナ。引っ張り切りの手応えで▲安勝ビービーガルダン2番手。掛かり気味にエムオーウイナー。上村スリープレスナイトはその直後。前半3F33.6の遅いペースにも慌てず好位でジッと我慢。穴の期待12人気の注勝浦アポロドルチェは内埒一杯最短コースを虎視眈々と進む。勝負処4角。終始◎の直後をピッタリとマークしていた○岩田キンシャサノキセキが先に仕掛けるがそれを見届けワンテンポ遅らせゴーサインを出した上村。インピッタリ懸命に粘る注アポロドルチェ。その外から◎スリープレス。一瞬「そのまま」と声が出かかったが◎の両サイドを縋るように▲ビービー&○キンシャサ。結果的中も本命サイドの堅い決着。G寸前スズカにも差され5着に沈んだアポロドルチェだが2着キンシャサとは0.1秒の僅差。まだ3歳。何れ重賞の一つや二つは獲れる馬だろう。さて、ご存知の方も多いだろうがこれまで様々な紆余曲折、毀誉褒貶相半ばあった上村洋行。騎手生活17年目でめでたくGIジョッキーの仲間入り。それも恩師橋口師の馬で、さらには師の誕生日に。些か出来すぎだが上村にとっては人生最良の日となった。ウイニングランから引き上げてきたときの馬上での男泣き、橋口師はじめ関係者との抱擁&握手攻め、そして過去確執のあった同期後藤浩輝との抱擁・・・。「どん底」を味わい、その「どん底」から這い上がった男上村洋行。きょうで何もかもふっ切れただろう。じつに晴れ晴れとした顔での勝利騎手インタビューだった。まだ34歳。これからさらなる高みを目指せる騎手である。 |